生徒会のおれがΩなんて認めない。【BL】

4. もっと訊いてください。 ページ5

『べ、別にヒートなんかじゃねぇし！…つーか、その薬おれにいつもくれたやつと同じじゃん…。』





先生「あ、気付いた？実は今まで、貧血の薬って誤魔化して飲ませてたんだよね。抑制剤。」





『え。マジか。』






だから今までヒートがわからなかったのか…。きたとしても、ラットだと思ってたし…。





勘違いしすぎてて、今更だけど恥ずかしいー…。









…だったら取り敢えず、抑制剤もらうか。





玲の対策と、欲を抑える為…。…今も、なんかすっごい熱いし…。







『…ね、やっぱ抑制剤頂戴。』






先生「…お、やっぱり？はい、どーぞ。」






先生は、おれの手にカプセル剤のセットを2束を手のひらに落とした。





先生、なんとなく対応がホストっぽいぞ。









…てか、先生に聞きたいことが出来たわ。






『…なぁ、先生ってもしかしてα？』






…だって、さっきからめっちゃ息荒いんだもん。…顔赤いし。




先程の玲みたいだ。…期待はしてねぇけど。おれもなんとなくムラムラする…。






先生「…あ、わかっちゃった？…俺がどれだけ我慢してたかわかる？…超苦しかったんだけどー！？…つか、今も苦しいわ！」





おお、いきなりテンション高くなったな。





『え、なに。…先生、俺にムラムラしてたの？』




俺が笑いを含み、そう言うと先生は…





先生「…そーだよ。ヒート真っ最中のΩに、興奮せずに入れると思う…？」






獣の目つきに変わった。

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