【ハイキュー！！】白布と付き合うまでの話。【白鳥沢】 (ページ43)

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34 勉強と糖分は切っても切り離せないページ43

セミセミさんに勉強を教えてもらうことになった。
勉強なんて出来ればしたくないが、赤点追試はごめんだし、何より白布のことを考えなくて済む良い機会かもしれない。

『てことでどうぞ、我が家です』

｢お、お邪魔します…｣

放課後、早速セミセミさんに我が家へ来てもらった。テストは明日、明後日の2日間。そうは言ってもセミセミさんに勉強を教えてもらうのは今日1日。1日でどれだけのことを、私は学べるのだろうか。

『いちごタルトとショートケーキどっちがいいですか？』

｢お前はどっちがいいの？｣

『いちごタルト！』

｢じゃあ俺、ショートケーキ｣

『りょーかいです！』

勉強の前に休憩。
セミセミさんを私の部屋に案内し、私はお茶とケーキを持って再び自分の部屋へ向かう。テーブルの上にそれらを置き、セミセミさんと向かい合うように私は座る。

『おいしそ！』

｢ほんとな。ありがたくいただきます｣

糖分摂取後、勉強びっちりしごかれた。
と、言ってもセミセミさん、教え方優しくて脳みそふわふわしちゃう。
私脳内にポメラニアンでも飼ってるんか。

｢で、こうすればXが｣

嫌いな数学ですら頭に入ってくる。

そして私は、並々ならぬ集中力で、ノルマを達成。勉強会も終わりを迎えようとしていた。