【ハイキュー！！】白布と付き合うまでの話。【白鳥沢】 (ページ4)

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02　みーんみんみんページ4

『セミセミさんお疲れ様です！今日も部活頑張りましょう！』

「お、おう…今日も相変わらず元気だな。つかセミセミはヤメロっていつも言ってんだろ！」

去年からマネージャー業教えてもらったりいろいろお世話になっているセミセミさんこと瀬見英太先輩は私の恋の相談相手。なんで太一じゃないかっていうとあいつは表情筋の電池切れかかってるから何となくパス。たまに相談するけど。
セミセミさんは親身になってしっかり聞いてくれるからめっちゃ良い人。

あ。

『工！！！』

「あ、Aさん、チワース！」

体育館に入ってきた工に、私は駆け寄る。私がめちゃくちゃ可愛がってるワンコ。間違えた、一年生の五色工。

「今日も俺のスーパーストレート、見ててください！」

『よっしゃ任せろ』

キメ顔で、ぱっつん前髪に手を添えて言う工に対し、グッと親指を立てて同じくキメ顔を作る私。

「そんなこと言ってる暇あったら早く準備しろよ」

工に声をかけたそいつを見た瞬間、私の目は輝く。だってそいつ白布賢二郎なんだもの。

『白布今日も最高だね付き合って』

そう声をかければ、まるで「はあ？いいからお前もさっさと準備しろよ前髪パクリ野郎」とでも言いたげな冷たい目でこちらを見てくる。くっそ…めげないめげない大丈夫！

前髪パクリ野郎。それは何を隠そう私のことであるが、決してパクったわけではない。元々長かった前髪を自分で切ろうとしたところ、ハサミ持ったままくしゃみしたせいで斜めにジョッキンッってなっちまったわけだ。好きな相手とおそろいになったし結果オーライ！ってことで放置している。

工と私に冷たいし、セミセミさんに対しても塩対応で「かァいくねー」とか言われてる白布だけど、牛島さんに対しての尊敬度やばい。もう全然態度違う、牛島さん羨ましい。

あれ…？ということは。何で今まで気づかなかったんだろう。そうか、私が牛島さんの弟子になればいいのではないだろうか！

「アレ～？A、今変なこと考えてたでしょ」

『ぅえあ！？！？』

「そんな驚かないでヨ」

背後からの声に驚いて変な声でた。びっくりしたわ。フザケンナ殺す気か天童さん。
と隣に牛島さん！！

『ち、ちわわっす…！！！』

「？チワワ…？」

ちくしょう！噛んだ。

『チワワじゃないです牛島さん落ち着いてください、私を弟子にしませんか？』

「ブッフォアッヒャッヒャ！！やっぱAおもしれー！」