【ハイキュー！！】白布と付き合うまでの話。【白鳥沢】 (ページ25)

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21　ニート良くないねページ25

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白布の尾行をしたのはつい昨日のことである。

セミセミさんの恋バナなんて何気初めて聞いた感じだが、いつも私の白布話聞いてもらってるしぜひ応援したい。

しかしひとまず今は自分のことだ。私は今日も白布にアタックする次第である。
おっ、白布！！！！！！！！！！

『白布！！！』

朝の2年生の廊下。朝練がなかったため直接教室に向かっている。目の前には白布。今日はいい事ありそうそして今日も輝いてる白布。

「あ、え、お前」

なんだか戸惑っているご様子。どうしたついに私に惚れたかよし付き合おう！

「髪、切ったんだ」

ああ、そっち。そう、鎖骨あたりまで伸びてた髪を、昨日セミセミさんとバイバイした後に切ったのだ。ついでに前髪も、斜めのままではあるがパッツンをやめた。
なんて言うか、昨日少しでも諦めようとか思って、でもセミセミさんが背中を押してくれたというかそんな感じで、もう1回1から頑張ろうというよく分からぬ意味で切りました。

ていうか白布が気づいてくれたのが嬉しすぎてやばい天気予報にはなかったけど今日絶対シャンデリア降ってくるって。

『気づいてくれたんだ嬉しい好きだ結婚しよう』

「嫌。まあ、似合ってんじゃない。長いのも可愛かったけどな」

『なっ…』

それだけ言い放ち白布は自分の教室へと消えていった。私は文字通り固まった。

切らなきゃ良かった

でも今デレたよな！？可愛いって言ったよね！うん言った！うほおおおお

『やばいやばいねうへへへへへ』

教室で昨日のことを含め一連の流れを太一に話す。

「それは良かったな。鏡やるからその気持ち悪い笑顔どうにかしてこい」

うわホントに鏡寄越されたマジかよこいつひっど。

『はぁ、切らなきゃよかった切実に。でも後悔はしていない』

「そんなら問題ない。可愛い可愛い」

『感情がこもってないやり直し』

「きゃーAちゃんめっちゃ可愛いー！」

『お前の表情筋どーなってんのダメだぞニートはこの親泣かせが』

真顔でいう太一に、私はそういう。そこまで真顔だとさすがに怖いぞ。でもノリ良いからお前好き。

「まあホントに俺はそっちのが好きだけど」

『お、おおう、そうか』

珍しく太一が真面目にそういうので、私は柄にもなくテレっとしてしまった不覚である。