二人の約束。 ページ20
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Aと交わした約束は、
杏寿郎の生き方を変えた。
杏寿郎と交わした約束は、
Aの生き方を変えた。
何よりも互いを想い合う二人だからこそ
それはある種の呪いのように
二人の奥底に根付いた誓いだった。
「……私は生きてここへ帰る。…あなたの元に」
「…ああ、…俺も帰る」
「私は鬼殺隊として、鬼を斬る。…でもね、杏寿郎」
「……ん?」
「…あなたの妻として、…あなたを一人にしないっていう責務も、同じくらい強く思ってるんだよ」
「……っ…A…、」
「…あなたを愛してる。…さよならなんて言って、ごめんね…っ」
どちらともなく口付けて
強く、抱きしめ合う。
杏寿郎とAは
本当の意味で、
何よりも強い絆で結ばれた、
夫婦になれたのかもしれない。
「……玄関直さなきゃ…」
「素晴らしい蹴りだった!さすがは俺の妻だ!」
「扉蹴破る妻なんて聞いたことないよ」
「その前に、まずは仲直りだ!」
「え?きゃっ!」
「俺の愛する妻を、愛させてくれ」
「!……もう…っ」
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ちょっとした続き物でした(*´-`)
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香澄 - とっても面白いです!!今日の朝は電車で笑いを堪えながら見ていました笑。更新頑張ってくださいね! (2月19日 21時) (レス) @page8 id: 130dd00968 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - RUNAさん» コメントありがとうございます、分かりにくくてすみません、わざと火の表記にしています。日の呼吸について詳しく明かされていない状態での会話になるので…… (7月22日 14時) (レス) @page22 id: bb66615edf (このIDを非表示/違反報告)
RUNA(プロフ) - 失礼かとも思うんですが、火の呼吸じゃなく日の呼吸ですよ! (6月19日 22時) (レス) @page22 id: 391b329446 (このIDを非表示/違反報告)
夕 - 何度も続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 番外編.有能妻の日常のここの部分 待っていろ!と掛けて行った。 これ正しくは駆けて行ったではないんでしょうか? (2021年11月2日 1時) (レス) @page34 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
夕 - またまた続けてのコメントですみません。。。 物語一気に読んじゃいました。 この物語では煉獄さん生き延びることが出来て良かった です。。。 その後のお二人のことが気になります。 (2021年11月2日 1時) (レス) @page33 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユリア | 作成日時:2021年2月13日 23時