煉獄杏寿郎 生誕記念。

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認めるわけにはいかなかった。





俺は炎柱。

責務を全うした人生を、悔やむ事などない。





そう、思うしか無かった。





A、





君を残して逝く俺を、

許してほしかったんだ。







「…ありがとう、A」
「……どうしたの？…泣きそうなカオ、」
「…嬉しいんだ。…君がこうして、側にいることが。俺の生まれた日を、祝ってくれることが」



君が教えてくれた。


俺に、

これほどまでの、幸福感を。



「…愛してる、A」
「…私も、愛してるよ。…前世も、今世も、ずっと」









後悔など、無かった。






柱としての責務を果たせた。

悔いる人生などでは、無かった。







後悔していた。






君の隣で、生きられない事を。

君を、俺の手で、幸せにできない事を。









「ほら、まだ夜明け前なんだから、もう少し寝よ？起きたら全力で誕生日のお祝いしなきゃなんだから！」
「む！それは楽しみだ！だが逆に眠れない！」
「子どもみたいなこと言わないのー」



おやすみ、

そう言って頭を撫でられる心地よさに


俺はゆっくりと、目を閉じた。











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happy birthday……

ずっと大好き！(*´꒳`*)






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