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A「ソンジュ…」
ソンジュ「どうした、こんな夜中に。」
A「僕…もっと弓を上手くなりたくて…。」
兄弟のためにこれからのために…会得できるものが全てしなければいけない。エマはすぐにコツを掴んだ、レイだってなんとなく分かってきてるし…。
ソンジュ「いいぞ。ただ、そうだな…。その前髪が邪魔なんじゃないか?」
僕の前髪を指差しながらソンジュは言ったから、咄嗟に前髪を抑えた。
見せたくないわけではないが恥ずかしい…。前髪はもう結構伸びちゃって邪魔だしたしかにそうだけど…。
A「切るの…?前髪…。」
ソンジュ「切られたくないのか?」
コクコクと頷く、もちろん前髪は抑えたままで…。ソンジュは考える素振りをすると、何かを思い出したかのように言い出した。
ソンジュ「髪を留めればいい。エマが使っていたピンはもう他にないのか?」
A「ピン…」
やるときは留めて…それ以外の時はいつもみたいに外してていいってことか…。
けど…うーん…恥ずかしい。
ソンジュ「前髪があると周りが暗く見える。それよりしっかりと見て狙った方が当たると思うぞ。」
当たる…。腹を括るしかない…僕は兄弟のために習うんだから。
A「わかった…。明日もらっとく。」
ソンジュ「じゃあ明日だな。明日もう一度来るといい。」
A「うん…。」
明日…エマかギルダにピン貰わなくちゃ…。
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名無し - この作品が止まってしまってから結構経ってますけど今読みました…好きです…続きは急がなくていいので書いてくださると嬉しいです🙌🏻 (10月29日 8時) (レス) id: bfbc9ce668 (このIDを非表示/違反報告)
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