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あれから3日経ち…レイは料理を覚えた…?
エマ「おいしい…何これ」
レイ「料理」
エマ「なんでなんで!?どうやったらこんなおいしくできるの!?」
レイ「別に……ムジカに教わった通りにつくっただけ。」
ドン「ウソだ!なんかすげー全部適当だったじゃん!」
レイ「じゃ、才能だわ。」
ドン「チクショー!」
ちょっとドンうるさいんだけど…。レイの意外な才能にもだが、あんな適当に入れててこんなに美味しいのが作れるのは謎だ……。
もう一回コップの中に入っている温かいスープを飲む。
A「ん、おいしい。」
今日もかなり歩き、最後に明日はどう動くかの話合いをした。ソンジュが地図を開き、行きたい場所を示しながら明日の行路を考える。
ソンジュ「南東、そっちの方向に行きたいのか…だったら森を北側から抜けて回り込んだ方がいい。」
エマ「北から?」
ムジカ「このまま南東へ真っ直ぐ進むと森を出た先に二度、“野生鬼”の縄張りがあるの。」
思い出すのはあの大きなトカゲのような鬼。大きな声に耳が壊れそうだった…。
ソンジュ「その点、北から回れば荒野があるだけ、“鬼”の集落もない。5日もあれば森は抜けられる。その後は1日歩けばお前達の目的地だ。」
あと5日…とうとうだ。あとちょっとで目的地に着く。
ソンジュ「その間、少しだが覚えるといい。俺とムジカで教えよう。」
“最低限の知識と”
「技術を」
ソンジュに弓を教えてもらって、1番に上手くなったのはやっぱりエマで。すぐにコツを掴んでいた。僕は真っ直ぐ飛ばなくて困る…。
だから、夜に僕はソンジュに弓を教えてもらおうと一人で火の番をしているソンジュに話しかけた。
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名無し - この作品が止まってしまってから結構経ってますけど今読みました…好きです…続きは急がなくていいので書いてくださると嬉しいです🙌🏻 (10月29日 8時) (レス) id: bfbc9ce668 (このIDを非表示/違反報告)
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