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49話 ページ19

その後、名前達は青龍を探すために地図を作り、迷路の攻略を始めた。


だが、一向に青龍は見つからなかった。


どこに行っても行き止まりなのだ。




ヨナ「もしかして、青龍は出てきたくないのかも?
なら、青龍は諦め・・・」


あ「ダメよ!」




ヨナの言葉を遮るかのように、名前は大声を上げた。

名前は普段あまり大声を上げたりすることは無いので、周りのみんなは、特にヨナとハクはビックリしていた。




ヨナ「姉・・・様?」


あ「彼を諦めてはダメ。ここに置いていってはダメよ!」


あ「彼をこの悲しみから開放してあげなくては・・・ダメなの」




名前は最後、泣きそうな顔をしながら言った。

そんな名前に続くようにキジャも皆に伝えた。




キジャ「名前様のいう通りです!青龍は私のように長い間血を繋いできた。ならば、待っているはずです」


キジャ「自分を必要としてくれる主を・・・姫を!」


キジャ「・・・名前様を!」


キジャ「四龍は本来その為だけに生まれ、それ以外何も希望などなく」


キジャ「青龍も名前様達に・・・名前様に会えればきっと・・・」


キジャ(私がそうだったから。名前様とヨナ様に会えて凄く嬉しかった)


キジャ(特に・・・名前様に会えて・・・)




名前とヨナはキジャの目を真っ直ぐ見て、言った。




あ「私は四龍の姫ではないわ」


ヨナ「私も緋龍王ではないわ」


キジャ「・・・はい」



キジャ(でも、貴方方だと思ったのです)


キジャ(ヨナ様に出会い、この方に仕えたいと思った)


キジャ(名前様に出会い・・・この方をお守りし、愛したいと思ったのです)


あ「四龍の姫では無いけれど、私はあなたが欲しいの」


あ「あなたを一人にしたくないの」


あ「あなたと一緒にいたいの」


あ「勝手でごめんなさい」




名前は微笑みながらキジャに言った。

キジャはその言葉を聞くと、顔を真っ赤にさせながら「勿体ないお言葉です/////」と言った。

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設定タグ:暁のヨナ , 四龍 , 続編   
作品ジャンル:恋愛
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宇坂 初菜(プロフ) - 光景が後継になってますよ!面白いです! (2020年2月3日 14時) (レス) id: 2938947de7 (このIDを非表示/違反報告)
夏月(プロフ) - 続きが楽しみです。更新頑張ってください (2016年10月19日 21時) (レス) id: d38fce9ac2 (このIDを非表示/違反報告)
スカサハ(プロフ) - 面白いです! 更新楽しみにしてます。 (2016年10月16日 20時) (レス) id: aafdacde88 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ - 更新楽しみにしてます (2016年10月2日 0時) (レス) id: 16585850e1 (このIDを非表示/違反報告)
belle - 早く続きが読みたいです! 楽しみに待ってます\(´ω`)/ (2016年9月22日 16時) (レス) id: 9e5664c6de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暁のヨナLOVE | 作成日時:2016年9月11日 11時

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