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プロローグ ページ1

貴方side


高校2年生の10月中頃のこと


夢ノ咲学院の普通科の私は、友達と普通にパンについて語っていた。


友達が「食パンは耳が嫌い」


なんて言うもんだから、食パンの耳が割と好きな私は、


『そんなら、オメェの耳引きちぎってヤローか?』


なんて言ってふざけあってた。


そんな時だ。





ピンポンパンポーン



先生「えー、たちばな〜。たちばな〜。至急〜。しゅく、あ〜間違えた〜。職員室にこ〜い。以上だぁ〜。」


なんて、いかにもやる気のなさそうな物理の先生の放送が流れた。


『え、ちょっと待って?わったし無実なんだけどっ??なっにもしてないんだけどっ!!』


クラスのあちこちが、騒ぎ始める。


友達「あ、まじ。A呼び出し?おつだわ〜。」


友達「しかも、先生いつもの授業の時よりも声ハキハキしてたから、よっぽどだな。ま、どんまいw」


え、何この子達。ヒドイ!


つか、なんで先生の声の違いわかんの?


怖っ。


と、まぁ意味のわからない会話を交わしてから友達を残し、一人職員室に向かった。



























にしても、なんで呼ばれたんだろう。


ほんとに身に覚えがない。


あ、もしかしてあれか?


友達の耳ちぎるって言ったのが聞かれてたのかな…



なんて考えているうちに職員室についた。


トントン


『失礼しまーす。呼ばれた橘でーす。』


適当に挨拶して職員室に入る。


すると、すぐに先生がやってきた。


先生「おぉ〜。いきなり呼び出して悪いなぁ。割と大事な話なもんでさぁ。」


割と大事ってなんだ?


つーか、マジで先生の話し方変わってなくね?


友達半端ないな…


























この時、私は先生の喋り方なんぞについて考えていないで、先生の話し方をきちんと聞いて置くべきだったんだ。





先生「ま〜、つ〜ことで、来週からアイドル科だからよろしくなぁ。あ、俺からはこれだけだ〜。もう戻っていいぞ〜。」



『はっ?』



そう言うが時遅し。



『ハァァァァァァァァァァァァァァア?』



理由もわからず、アイドル科?に行くことになっていた。←

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作者名:愛永最 | 作成日時:2017年2月27日 20時

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