策士になる ページ6
『あれ？小林様、ここクリーム付いてますよ？』
マスターが自分の右頬を突いた
小林「え！？はず、」
坂本「そっちじゃねーよ笑」
小林「あれ？こっ、ち？ん？」
紙ナプキンを手に取ったマスターがカウンターから実り出して腕を俺の顔に近づけた
その瞬間ぐらつく体勢
『え、わっ！』
小林「ダメやんマスターしっかりしとかな」
『あ、ぶな、あ、わぁ…』
勇人さんに宣戦布告とも取れる話を聞いた
ーー
坂本「マスターに嫌われたかもしれん」
小林「え？なんでっすか？」
坂本「めっちゃキスしてもうた」
ーー
悲しそうな顔をする割にはめっちゃ嬉しそうで、めっちゃよかったとでも言いたげな上がる口の端を抑えていた
嫌われた？？
どうにかしてでも関係を修復してやるって燃えてるくせに
良くそんな弱々しい言葉が言えるもんや
もし店にマスターがいたら連絡してほしいと言われた昨日
そして謝罪をしてマスターに許され、笑いながら話せる関係に戻ったぞと見せつけられている今
牽制されてばかり
流石の自分も痺れを切らせて
バランスをギリ保ちながら伸ばして来た腕を引き寄せて支えるかのようにハグをした
『た、確かに…でもこれはいささか近いような』
小林「でも離れたらカウンターに傾れ込むで？」
バクバクと早鐘を打つマスターの心臓
倒れ込まないようにと必死にしがみつくマスター
多分支えない方が普通にしてられる
けどわざと
ちなみにクリームを口の端につけたのもわざと
坂本「ほらマスター押し戻すから」
『ありがとうございます。けどまだクリーム』
小林「まだ取れてない？」
『、ひょぇ』
顔を向けると後数センチと言う様で縮まっていた顔との距離
めちゃくちゃ綺麗な肌にかぶりつきたい
坂本「はいはい、わざとなんやろ」
小林「え、なんで分かったん」
『え、わざとなんですか？』
坂本「男は全員狼、皆羊のあんた狙ってんの」
小林「どの口が笑」
『…ほんとに出禁にしますよ？？』
坂本/小林「「ごめん」」
坂本「ちょい、いい加減離れろよ」
小林「そっちこそ」
坂本「しれっと腰に手を回すなや」
小林「そっちこそ反対側からしてるじゃないすか」
『ちょ、ほんとにくすぐったいんで』
ぎゅっと服を掴んでくるその姿がカウンターの後ろにあるビンに反射していたがそのくびれがめちゃ綺麗、ついでに自分を見ると腑抜けていて
いかんいかん、
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ゆう(プロフ) - わららーいさん» コメントありがとうございます！もう究極に嬉しくすぎて泣きそうです🥹オチがまだまだ決まっていないので是非楽しみにしててください！😎 (10月31日 22時) (
レス) id: e69b496b59 (このIDを非表示/違反報告)
わららーい(プロフ) - ゆうさんのお話とても面白いです⛳️廣岡選手とくっついてほしい…🥹 (10月31日 18時) (レス) id: b9296b7c11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2023年10月2日 23時
