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甘いケーキ ページ3

恐るべし小林様の勘


本当にこの人はもう…




『はぁ、、、ケーキありがとうございます』


小林「何が好きかわかんないから無難にショートケーキとチョコケーキにした。好きな方選んで」



『じ、じゃあショートケーキを』



小林「おれはチョコで」




箱の中にプラスチックのスプーンはなく、店にあるデザート用のスプーンを渡した


先にイチゴを食べると酸っぱくて、後に生クリームたっぷりのスポンジを口にするとふんわり甘いそれが溶ける


『美味しい』

小林「そりゃよかった」


『ありがとうございます』


小林「いいって、俺が勝手にしたことやし。俺も久しぶりにケーキ食べれてか嬉しい」




「マスターの顔が見れてもっと嬉しい」だなんて軽々しく言うもんだから私はふと照れてしまった
今、結構疲れてんだから何でも絆されてしまうんだと落ち着いたのに美味しそうにケーキを食べる小林様をみるとこっちまで嬉しくなって




あー人が恋しかったんだなって




小林「俺が来て嬉しいやろ」


『はい』


小林「んぐっ、ゴボッ、ゴホ」


『え!?ちょっと大丈夫ですか??』



お水を渡すと突然の咽せ込みは治り

何とかコップ一杯飲み干した



小林「あ、りがと…はぁ、、、どしたん、えらいしおらしいな」


『いえ、特に何もありません』


小林「あるやつやん」



スマホのクリック音が聞こえた


誰かに返信しているらしい




小林様が送るとすぐに返信、また送るとすぐに返信



ものすごい速さでやりとりが進むなと思ったけど



小林様の表情が若干呆れている






小林「相談あるんやけどいい?」


『可能であれば、』


小林「知り合いが近くで飲んでるらしいんやけど、どうしてもここに来たいんやって。今日1日だけでいいから呼んでもええ?」


『…まぁ、、今日私は大した接客できませんがそれでもよければ』



小林「疲れてるところごめんな、多分後10分ぐらいで来る」



『本当に近場で飲んでたんですね』



小林「やな」



『さっきやりとりしていた相手の方ですか?』



小林「そー」




頬杖をついて少しいじけた表情


相変わらず髪の毛はさらっさらで、体の動きに合わせて揺れるたびいい香りがした



『あ、、、』


小林「どしたん」


『いえ、』



いい匂いで思い出した




山田様にジャージ返さなきゃ

緊張→←想定外の来客



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ゆう(プロフ) - わららーいさん» コメントありがとうございます!もう究極に嬉しくすぎて泣きそうです🥹オチがまだまだ決まっていないので是非楽しみにしててください!😎 (10月31日 22時) (レス) id: e69b496b59 (このIDを非表示/違反報告)
わららーい(プロフ) - ゆうさんのお話とても面白いです⛳️廣岡選手とくっついてほしい…🥹 (10月31日 18時) (レス) id: b9296b7c11 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆう | 作成日時:2023年10月2日 23時

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