ラストオーダー【プロ野球】

常連さんの説法 ページ18

『〜〜〜て事なんですよね』


「ほぁぁぁ、、さすがマスターちゃんとしか言いようがねぇな。流石の若松も唸ってるわ笑」


「いやぁその男らは見る目がある…んで、とりあえずの悩みは過去の事がトラウマで好きと言う感覚がわからなくなったて事やな？」



『んまぁ、そんな感じです』



私には心強い味方がいたようだ



目の前の2人の表情を見る限り、楽しくて仕方がないと言ったところだろうが人生経験豊富な人からそれとなく意見を聞いて見たらそれはそれでいいんじゃないかと思った


「金持ち、立場もいい、顔もいい、モテる、まぁ世の女の子からしたら彼女に成れたとしても不安て事には違いねぇな」


「せやなぁ、いい物件てのには間違いねぇ。あとは気持ちだけ。」


「愛やなぁ」


「そうやなぁ」



随分と酔っ払ってるらしい


「マスターちゃんが過去の男にどんなことをされたかは知らんがなぁ、話してる感じ聞いて…失恋したって言う失態を認めることが出来ないてのとその男に対して未だにムカついてるのが根底にある原因何やないか？？」


『失恋という失態と許していない？？』


「んー、、マスターちゃん割と惚れたら惚れ込んで周りが見えんなりやすいんやないの？」


『確かに、、前がそんな感じだったので次お付き合いする時は気をつけようとは思ってます』


「失恋した理由が全て自分のせいやって思ってるんやないの？「もっとこうしたら彼もまだ好きでいてくれたかも」「あの時あんなこと言ったのが悪かったのかも」って、失恋した失態というよりも自分そのものが失態なんじゃないかって」


『うわ、、言われてみれば…』


「まぁ要するによ、相手のせいにする勇気がない。だから次に飛び込む勇気もない！だから相手を許せてない！そゆこと！」


「よっ！！恋愛マスター若松！！いうことが違うなぁ！」


「そういう俺はバツ3！！」


「ぶはっはっははは！！！」



酔っ払いのくせに言うことは的を得ている…


サービスに生ハムの盛り合わせをご馳走した


『じゃあどうしたらいいのでしょうか』


「臆病になり過ぎず大胆になり過ぎずやな。下品な女の子は嫌われるしな」


「とか言って〜神部さんのストライクゾーンにもそれが入ってるくせに」


「ふはははっ！バレたか！？」



「その告白してきた男どもも臆病にならんよう緊張の中マスターちゃんに想いを伝えたはずや」

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