触ってみる? ページ14
『廣岡様の事ですか…
めっちゃ素直ですね』
廣岡「めっちゃ笑」
『素直で、優しくて、あとは割と涙もろくてそして』
廣岡「待って、笑やっぱいい」
『どうしてですか?笑』
物欲しそうにしていたのに急に顔を赤くして照れる彼を見て可愛いと思ってしまった
それを口には出さないが「どうして?」とついイタズラに聞いて恥ずかしいからと言えない彼を困らせた
いつもくしゃっとなる笑顔が今は困り眉で笑っている
『罪な人ですねぇ』
廣岡「いやいや、そっちのせいでしょ笑」
『廣岡様が思ってる以上に私は知っているつもりですけど、、割と客に興味ない、業務的にいろんな事記憶してるだけって思っていますでしょ?』
廣岡「まぁそりゃあ、そう思ってるよ?全員に同じ態度だし、割と話してるから。てかそう思ってるから割と寂しくなるんやけど」
『あら、心外です。ちゃあんと一人一人と向き合ってるから割と個人個人の性格というか大体の人柄は把握してます笑』
廣岡「さすが」
新しくお出しした同じ酒を喉に通した
喉仏が動くところを見るのは少しだけ好きでついバレていないと思いながら見つめてしまった
廣岡「ぶふっ、」
『わっ!大丈夫ですか!?』
廣岡「げほっ、げほ、ごめ、そんな見られると思ってなくて」
『ごめんなさい!!!』
パチリと目があった瞬間、勢いよくグラスに戻される口に入っていた酒
申し訳ないことしてしまった
布巾でテーブルを拭き、口を拭く用のクロスを渡すと廣岡様が言っていた理由を思い出した
そんなに見つめていたのかな
喉の動きに集中しすぎて(汗
廣岡「どこ見てたんそんな熱心に」
『喉です、、、喉仏動くのを見るのがなんとなく好きで』
廣岡「なんそれ笑」
『やっぱ男性のはすごく出てるなぁって』
廣岡「じゃ触ってみる?」
『え?』
廣岡「触った方が面白いで?多分」
正直お客様の喉を触ると言うのは側から見るとかなり治安の悪い光景
周りを見渡すとさっき会計したお客様で他はいなくなり気がつけば私と廣岡様のみ
ずいっとカウンター越しに晒してくる喉に少し興味が湧いた
突っ張りのけるのもな、、となんとなく腑に落ちず
『し、失礼します』
廣岡「どぞ」
アルコールで体温の上がった喉のど真ん中に手のひらを当てた
228人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆう(プロフ) - わららーいさん» コメントありがとうございます!もう究極に嬉しくすぎて泣きそうです🥹オチがまだまだ決まっていないので是非楽しみにしててください!😎 (10月31日 22時) (レス) id: e69b496b59 (このIDを非表示/違反報告)
わららーい(プロフ) - ゆうさんのお話とても面白いです⛳️廣岡選手とくっついてほしい…🥹 (10月31日 18時) (レス) id: b9296b7c11 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆう | 作成日時:2023年10月2日 23時