嬉しそうだった ページ12
会員証が通された
彼に連絡を一応入れてから想像していた店の到着時間を遥かに超えてきた
鼻先と頬が若干ピンク色なあたりえらく急いできたんだろうな
もういつぶりだろうか、かなりのご無沙汰で目尻に皺の寄るこの笑みが可愛らしくて釣られてこちらも口角が上がる
廣岡「来た」
『ふはっ、思っていた以上に早くて驚きました笑
お好きな席はどうぞ。』
廣岡「思った以上にお客さんいなかった」
『あーピークは過ぎましたからね』
いつも通りスマートに歩いて
いつも通りアウターを脱いだから受け取ってハンガーにかけてあげると
いつも通りのカウンター席に座った
廣岡「珍しく連絡きたから嬉しい」
『とは言っても割とやりとりはしてますよね？？』
廣岡「いや、いっつも俺からやん？」
『あぁ、確かにそうですね』
オーダーの入ったドリンクを作りそれを美味しそうに飲む姿を飲むと、やっぱりこの仕事について良かったと実感できる。
この店のマスターをやって良かったと、きっとこの人の癒しに慣れているはずだとそう思わせてくれる瞬間でもある
廣岡「他の人らは来ない感じだったから来た」
『廣岡様はいつも割と1人でいらっしゃいますね』
廣岡「？？？、まぁ、そうやな、、ここは静かにゆっくりしたいから」
『チルタイムというやつですか』
廣岡「うん、なぁ名前では呼んでくんないの？」
『…実はその制度撤廃したんです！やっぱり一店員とお客様ではそぐわないと思いまして』
廣岡「そっか、、そういう理由があるなら諦めるけど」
さすが廣岡様と言ったところか、苗字で呼ぶことにいち早く察知していた
そりゃそうだ、名前呼びをされると聞いてからすごい嬉しそうだったし、そのことに関してずっと気になっとった！と後日言われたから凄く互いの呼び名について考えていたぐらいだ
目の前でグラスを回して結露を落としていた
何か考え込んでいて、言いたげなそんな雰囲気
『？？』
廣岡「…」
グラスが置かれたその時ふと目が合った
『どうされました？？』
廣岡「んーん、何もない。試合どうやった？」
『久しぶりの観戦だったんですけどめちゃくちゃ楽しかったです！！ヒリヒリする展開もあったけど、バッチリ廣岡様がタイムリー決めて、あ、ヒーローインタビューしてたじゃないですか！』
廣岡「ふははっ！急に元気やん笑」
またふんわりと笑われてしまった
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ゆう(プロフ) - わららーいさん» コメントありがとうございます！もう究極に嬉しくすぎて泣きそうです🥹オチがまだまだ決まっていないので是非楽しみにしててください！😎 (10月31日 22時) (
レス) id: e69b496b59 (このIDを非表示/違反報告)
わららーい(プロフ) - ゆうさんのお話とても面白いです⛳️廣岡選手とくっついてほしい…🥹 (10月31日 18時) (レス) id: b9296b7c11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2023年10月2日 23時
