チートですが文句ある？【歌い手】

6.5　　ユン・ミシェルside ページ8

敗北


私が生まれてはじめて味わった感覚だった



幼い頃から誰にも負けない程のサブ能力を持っていた私にとって、初めての敗北は屈辱でしかなかった


初対面の奴からは光属性だと言う理由で下に見られ
私の戦い方を見た奴からは媚を売られる


それが当たり前だった


今目の前に居る8人、、、というより96猫さんを抜いた7人だってそうだ。


廊下でぶつかったのが始まり。


媚を売られることが嫌いだった私は、試験でサブを使わないままEランクにいった


こいつらは胸についているEのバッチをみるなり、自分が正義のように語り出した


それが、気にくわなかった。


だから私から決闘を申し込み、本気で潰した


でも、あの人は違う


戦う前から舐め腐ったような態度ではなく、Eランクの私相手でも正々堂々と戦おうとする意思が見えた


それが、私に負け座り込んでいるSたちを見たの影響かどうかはわからないが、


私は敗北の屈辱と言う感情の他に、憧れを知った


あの人のようになりたいと、あの人の様に強くなりたいと心の底から思った


sn「この前は、すまんかった」

天「あれは確かに、僕たちが悪かったよ」


目の前で頭を下げるSランクの名前は勿論知っている。それぐらいは学園の常識だから。


『別に、もういいです。

それより、私今日からSランクになるので教室まで、連れていってくれません？』


ーー『後、彼のこと教えてください』ーー


そう紡ごうとした言葉を、喉の奥でぐっとこらえ飲み込んだ


自分で知らなきゃ意味がない


96「そうやな！それじゃいこうか！」


私の手を引く96猫さんの右手はとても暖かかった


闘技場の外


まだ6月だと言うのに
太陽はまだ、雲に隠れると言うことを知らないようだ




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どなたか

コメント欄に歌い手様の
よくある(学パロ)年齢設定を教えてくれませんか

新規なので、
あまりそう言うところに詳しくなくて申し訳ないです....

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