チートですが文句ある？【歌い手】

2 ページ3

へぇ、Eランクの下克上ってとこか


俺はステージに上り、女の顔を見る


『あんた、名前は？』

「...ユン、
ユン・ミシェル」


ミシェルね、了解


『そ、よろしく。で？あんた属性は？』

「私が言う前にあんたが言うべきじゃない？」


おお、おお中々気が強い子だな


ま、嫌いじゃないぜ。面倒じゃないからな


でも、面倒になられると困るから、
“ほんのちょっと”の嘘はつくけどな


『ごめんごめん。俺の属性は闇』

「へぇ、それはご愁傷さまです。私の属性は光、サブは電流よ」


そういって微笑むミシェルを例えるとするならば、天使がぴったりだろう


いつの間にか闘技場は静まり返り俺たちの会話を聞いている


『嗚呼、闇って光には使えないんだっけ？』

「あ、よく知ってるね。流石S。
そこら辺の底辺とは頭の作りが違うね」


そういっているミシェルの目線は床に座り込んでいる8人だった


煽るねぇ〜


mf「闇って、、、Aさん。貴方負けますよ」

sk「使えへんな」


言いたい放題言われてて草


「負け犬は黙っていた方がいいですよ」


そう言うや否やミシェルは俺に両手を向けた


「フラッシュ！！」


ありゃりゃ、詠唱しちゃったら何すんのかバレバレじゃん


『(Stop The World)』


少し足に力を込めて、無詠唱をする


その瞬間、世界の時間が止まる

3→←1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す