消毒 ページ5
剛「…落ち着いた？」
「うん…。ごめんね。」
剛「謝んなくていいから…。話せそう？」
「……あのね…」
やっぱり思い出すと怖くなって、俯いて繋がれた手を見る。
剛「A？ゆっくりでいいから。」
そう言うと握りしめた手を更にきゅっと握ってくれた。
「…今日ね電車で痴漢にあって…。」
剛「…え。ね、大丈夫なの？」
声だけで剛くんが怒っているのがわかる。
「…ごめんなさい。わたし言えなくて結局…」
言い切る前に再び剛くんのぬくもりに包まれた。
剛「A大丈夫…？」
「その時は怖くて不安だったけど、剛くんの顔見たら安心したよ。
わたしもちゃんと言えればよかったんけど、いざってなると声が出なくてね…。」
剛「…Aが助けてって時に駆けつけられなくてごめんな。
でもちゃんと言ってくれてよかった。」
「…剛くんはわたしのこと救ってくれたよ？」
剛「…消毒してあげよっか？てかさせて…。」
そう言うと剛くんは優しくキスをしてくれて
優しく触れてくれた。
…夜中に今日のことを思い出して目がさめると剛くんが心配そうな顔で頭を撫でてくれていた。
剛「…Aうなされてたよ？はぁ…本当に心配。」
「心配かけてごめんね。」
そう言って剛くんの腰に手を回して胸に顔を埋めると背中を優しくポンポンとしてくれた。
そのリズムが心地よくてまたまどろみに落ちていった。
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自由型作者(プロフ) - 一言にまとめて良き話っ！ (2019年8月12日 14時) (
レス) id: 248aef0291 (このIDを非表示/違反報告)
岡(プロフ) - みずきさん» コメントありがとうございました。細かく感想言っていただけて感激です（ ; ; ）1年ぶりのコメ返になってしまい申し訳ありませんでした！ (2016年12月14日 23時) (レス) id: 31a819e12a (このIDを非表示/違反報告)
岡(プロフ) - 禾那さん» コメントありがとうございます。1年ぶりのコメ返申し訳ないです（ ; ; ）番外編の方でも「ナマイキ」を書こうと思っているので、よろしければそちらも読んでいただけると嬉しいです。 (2016年12月14日 23時) (レス) id: 31a819e12a (このIDを非表示/違反報告)
岡(プロフ) - 剛健ラブさん» コメントありがとうございました！最後まで読んでいただきありがとうございました！ 番外編の方ができましたので、よろしければそちらでもお会いできたら嬉しいです（ ; ; ） (2016年12月14日 23時) (レス) id: 31a819e12a (このIDを非表示/違反報告)
岡(プロフ) - 舞華カエさん» 1年ぶりのコメ返、申し訳ないです（ ; ; ）いつもコメントをくださり、本当にありがとうございます。「ナマイキ」の番外編を書くつもりですので、新しい作品の方にも足を運んでいただけたら嬉しいです。引き続きよろしくお願いします！ (2016年12月14日 23時) (レス) id: 31a819e12a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：岡 | 作成日時：2015年11月25日 14時
