2．クラスメイトに「俺と契約して魔法少女になってよ」と言われたんだけど【ハイキュー】

56話 ページ22

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岩「お前らさっきから何話してんだ」

すると、俺たちが騒がしいのを見て、奥の方で休憩していた岩泉が、近づいてきた。

俺たちは岩泉に一通り今までの話を説明すると、岩泉は一つため息を吐き、口を開いた。

岩「人それぞれ距離感があって朝比奈のそれは少し人よりも遠いだけだろ。あんまりしつこくしても嫌われるだけじゃねぇの？」

花「ああ〜……」

確かに一理ある。俺たちがあんま近づきすぎても逆に警戒されるかもしれないしな。

及「岩ちゃん、あの光景見てもそれが言えるの！？」

そんな風に考えていると、及川がワナワナと震えビシッと奥を指差す。

その方向にいたのは、朝比奈と国見。

なにやら話しているみたいだが……いかんせんその距離が近い。いや、普通の距離感なのかもしれないが、距離を置きたがる朝比奈ちゃんにしては近すぎるほどに近い。


花「え、めっちゃ仲良さそうじゃね？」

俺が、そういっている間にも親しげに話し、なにか気に触ることをいったのか朝比奈ちゃんが国見を叩く。しかもいつも無表情の朝比奈ちゃんの表情がほんの少しだが動いている気がする。

松「あ、叩いた」

花「え〜なにあれスキンシップじゃん、付き合ってんの？」

及「国見ちゃんに聞いたけど、そういうの一切ないんで、って言われた」

岩「マジかよ」


及「それに時々二人だけで少しの間消えるときあるし、どこ行ってたの？って聞いても答えてくれないし……何であんなに仲いいの！？」


その問いは俺が聞きたいぐらいだった。

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