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11話 ページ13

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朝「向こうにお母さんいると思うから。はやく逃げて」


そういって私は女の子をおろすと、女の子は戸惑ったように、だけどはっきりと頷き、駆けていく。


そして女の子が見えなくなった頃私は改めて男を見た。

灰色の髪と瞳、整った顔立ち、まあイケメンだ。だが問題はそこではない。私が注目したのは男の頭に生えたふさふさのもの。先程からピクピクと動いている……獣耳である。ちなみに後ろには尻尾つき。


朝「三次元の獣耳とか……ないわ」(個人の意見です。)


「おいよくわかんねーけど今バカにしただろ、ああ!?」


私が思わず口から溢れた言葉に男は私に食ってかかる。

だがはっきり言って別に怖くない。
まあ私が極道に凄まれても一切表情を動かさなかったことで有名な朝比奈さんだからかも知れないが。


まあそんなことはどうでもいい。


私は少し引いた目で男を見たあと、「てか誰こいつ」と国見英に聞く。すると意外な返答が返ってきた。


国「ロゼ・ノワールの幹部、エリックだ。結構強いから気を付けろ」


え、嘘だろこいつ幹部なのかよ。三下臭ヤバいのに。


そう考えていると男、改めエリックはめんどくさそうな顔をし、口を開く。


エ「てめぇ魔法少女だな?今いいとこだったのに邪魔しやがって。まあいい、やっちまえ!!」


そう男が命令すると倒れていた熊が起き上がり私に殴りかかってきた。


私はそれを間一髪でよけ、ビルの屋上に着地した。


朝「……さっきも思ったけどこれ跳躍とかヤバいよね。踏み潰されそうになったときも止めれたし」


国「正確には身体能力の上昇と魔素の増加だな。後これ、忘れてた」


そういって渡されたのはこれまた可愛らしいステッキ。先端にはハートがついていて、真ん中には窪みがある。


国「その窪みにジュエルをはめてみろ。お前の望む武器へと変身するはずだ」

私は無言でそれを受け取り、窪みにはめる。するとそのステッキは淡い光に包まれ……拳銃へと変身した。


国「銃か、珍しいな。試しに撃ってみろよ」


朝「どうやって撃つの?」


国「引き金を引くだけ。ちなみに実弾じゃなくて魔法弾だから、それ」


国見英に言われた通り、私は引き金に指を置き、熊に照準を定める。


そして


朝「……フレイミング・バール」


勝手に口が動き、それに合わせて私は銃を撃つ。


すると銃口からは物凄い速さで大きな炎に包まれた弾丸が飛びだし、熊に命中した。

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ももの助(プロフ) - 月夜見(つくよみ)さん» すみません、教えてくださりありがとうございます! (2019年7月6日 7時) (レス) id: d77ec042d8 (このIDを非表示/違反報告)
月夜見(つくよみ) - 誤字見付けたんで報告?しときますね。第四話での夢主が炎ジュエルに触って国見が「光るんだよ、それ」って言った表記が朝比奈ちゃんになってましたよ。国見が言ったって言ってるのに…。と、合ったので言っときます。 (2019年7月6日 2時) (レス) id: 1b059efec0 (このIDを非表示/違反報告)
月華 - 残念です。仕方ないですね (2019年6月24日 18時) (レス) id: 796c431fbb (このIDを非表示/違反報告)
ももの助(プロフ) - すみません、実は月の魔法少女はもう設定を決めちゃっていまして……本当に申し訳ないです。少し遅くなるかもしれないですが月華さんをもとにしたキャラを出させていただきますね! (2019年6月24日 18時) (レス) id: d77ec042d8 (このIDを非表示/違反報告)
月華 - わがまま言ってすみません。出していただけるだけで本当に嬉しいので…… (2019年6月24日 17時) (レス) id: 796c431fbb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ももの助 | 作成日時:2019年3月5日 13時

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