29話 ページ35
.
そんなこといってられるうちは大丈夫だ、といわれたため、私はゆっくりと起き上がり、その怪物……いや、斎藤さんを見据えた。
朝「斎藤さんは……多分私のこと嫌いだと思う」
国「多分じゃないだろ」
国見英がボソッと言ったが、私は続ける。
朝「嫌いじゃなかったらこんなことにはならないと思うし、その憎しみは私に対してのものだと思う。
でも、私バカだから何が悪いのか話してもらわなきゃわかんないし、理不尽なこと言われたりやられたりしたらキレるから、何かいいたいことあるんだったらちゃんとあなたの思いをいってほしい。
私なりに……頑張るから」
そこまで言い終わると斎藤さんの動きが止まる。
それを見た私は即座にステッキを取り出し、腕のジュエルをはめる。
斎藤さんの攻撃は殴る蹴るの近距離攻撃と、投げることができる中距離攻撃。
これの攻略法は、ようは相手の間合いに入らなければ言い訳だ。
私は十分に距離を取り、さっき変身した銃を構えた。
朝「フレイミング・バール」
そういうと銃口から発射される弾丸。
それは見事斎藤さんに命中する。
光の粒となって消えていく斎藤さん。
その間私には、彼女が『ごめんなさい』といいながら涙を流しているように見えた。
41人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ももの助(プロフ) - 月夜見(つくよみ)さん» すみません、教えてくださりありがとうございます! (2019年7月6日 7時) (レス) id: d77ec042d8 (このIDを非表示/違反報告)
月夜見(つくよみ) - 誤字見付けたんで報告?しときますね。第四話での夢主が炎ジュエルに触って国見が「光るんだよ、それ」って言った表記が朝比奈ちゃんになってましたよ。国見が言ったって言ってるのに…。と、合ったので言っときます。 (2019年7月6日 2時) (レス) id: 1b059efec0 (このIDを非表示/違反報告)
月華 - 残念です。仕方ないですね (2019年6月24日 18時) (レス) id: 796c431fbb (このIDを非表示/違反報告)
ももの助(プロフ) - すみません、実は月の魔法少女はもう設定を決めちゃっていまして……本当に申し訳ないです。少し遅くなるかもしれないですが月華さんをもとにしたキャラを出させていただきますね! (2019年6月24日 18時) (レス) id: d77ec042d8 (このIDを非表示/違反報告)
月華 - わがまま言ってすみません。出していただけるだけで本当に嬉しいので…… (2019年6月24日 17時) (レス) id: 796c431fbb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ももの助 | 作成日時:2019年3月5日 13時