5 買い物 ページ7
銀時side
久しぶりに卵かけご飯以外の飯食ったな〜
なんかすげぇ美味かった…。
いまAは皿洗いをしている。家事全般は好きだそうだ。
新「洗い物終わりました?ありがとうございます。」
「いえいえ!好きなのでいつでもやりますよ。」
銀「んじゃ、家事係やる??」
新「ちょ、銀さん、あんまり押し付けちゃダメですよ!」
「家事係……わ、私やります!やらせてください!」
銀「決まりな。」
これで卵かけご飯の生活は終わりだな。と、俺は一安心した。
そーいやぁ、A、私物があんまねぇよな…
俺は立ち上がり、玄関へ足を向けた。
銀「A〜、今から出かけるぞ。」
「え、あ、はい!どこに行くんですか?」
銀「買い物。」
俺たちは、商店街の方へ歩き始めた。
「買い物って、食材とか買いに行くんですか?」
銀「あーいや、お前、服それしかねぇだろ?だから買ってやろうと思って。」
「!!
ありがとうございます。でも、お金とか大丈夫なんですか?」
銀「大丈夫大丈夫。心配すんな!」
「なら、良かったです。」
さっきから色んなところから視線を感じる。俺に、ではなく…Aに。
神楽も言っていたが、正直こいつは『かわいい』という部類に入る人間だ。顔は年より少し幼い感じだが整っていて綺麗な顔立ちをしている。黒色でストレートな髪は、ツヤがありとてもサラサラしてる。あまり褒めすぎるとあれだが、男なら誰もが振り向いてしまうだろうと思うくらいだった。
そこで俺は、Aの可愛さなら服をまけてもらえるんじゃないかと思った。←
「最近お仕事とかあったんですか?」
銀「あ、あーうん。そうね〜…」
本人には内緒にしとかねぇとな…。金がねぇっつたら絶対遠慮するだろうし。
しばらく歩いていると服屋がたくさんある通りに着いた。
銀さん「色々あるけど、どれがいい?」
「わぁ!迷っちゃいますね。」
目を輝かせながらキョロキョロしているこいつは楽しそうだった。
そして、無事まけてもらうことができ、服を買い終えた。
「銀さん本当にありがとうございます。」
銀「いいって。なんでもやるのが万事屋って言ったろ?」
「でも、やっぱりお礼は言わせて欲しいです!」
銀さん「そうかい。」
なんて言いながら、俺らは万事屋に帰っていった。
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作者名:銀星 | 作成日時:2020年2月2日 12時