32 ストーカー ページ35
*
「あの…あれなんですか……?」
状況がよくわからなかった。
土「あーあれはだな…。」
土方さんが説明してくれた。近藤さんはお妙さんのことが好きで付きまとっているらしい。まぁ…ストーカーなのだ。
ん?ストーカー!!??
「近藤さんってストーカーなんですか!?」
土「あぁ。てっきり万事屋から聞いていたと思ったんだが知らなかったのか?」
「………あ、言っていたような気がします。でも、近藤さんいい人だったから冗談かなーって…。」
そう言いながら近藤さんの方を見る。心配になるくらいボコボコにされていた。お妙さんあんなに強かったんだ…。
「それより、近藤さん大丈夫なんですか…?」
土「まぁ、大丈夫だろ。いつもあんな感じだからな。」
「そうなんですね。ならいいですけど。」
土「昼も近づいてきたしそろそろ帰るか。」
「そうですね。」
近藤さんは放っておくんだ…と心の中で思いながら屯所へ帰ろうと歩き始めると、再び銀さんを見つけた。
「あ、銀さんだ。…誰かと一緒にいる?」
さっき見かけた時は1人だったが、今は女の人と歩いている。薄い紫色の長い髪の女の人。何故か複雑な気持ちになった。
「あの、土方さん。あの女の人だれか知ってますか?」
土「あれもストーカーだ。」
「え?」
名前は猿飛あやめと言うらしい。銀さんのストーカーでよく万事屋に侵入したりもするみたいだ。ストーカーだと聞いて何故か今度は安心してしまった。
「1日に2人もストーカーを見かけるなんてなかなかないですね。」
苦笑いで言った。
土「そうだな。まぁストーカーばかりになっても困るがな。」
そう言い、屯所へ向かって歩き出した。
「本当にありがとうございます。助かりました。」
食堂で土方さんにお礼をして昼ごはんを作り始める。ふと、さっき銀さんを見かけた時のことを思い出した。
なんであんな気持ちになったんだろう……。!、もしかして、嫉妬…?…いやいやいやないない。銀さんも優しいし、いい人だけど…。そんな、気のせいだよね。
沖「どうかしたかィ?」
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500hit↑ありがとうございます!
更新ペースあげられるように頑張ります^^;
あと沖田タメ口にしました。口調すごく難しいです…。間違ってたらすみません!!!
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作者名:銀星 | 作成日時:2020年2月2日 12時