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28 恋なんて… ページ31

銀時side


神楽とAが帰ってきたと思ったら、Aの服がいつもと違う。普段着ないような丈の短い着物を着て、髪型もポニーテールになっていた。


正直に言うとすごく可愛いと思ってしまった。


って何言ってんの俺ぇぇええ!!!


神「銀ちゃんはどう思うアルか??」


いきなり神楽に話を振られた。結構な衝撃だったから慌てて適当なことを言ってしまった。しかし、傷つけるようなことは言ってないみたいだったからひとまず安心した。


新八「そうだったんですね。僕も似合ってると思いますよ。」


なんで新八は普通に話せているのか謎だ。DTのくせに…。DTのくせに!!(大事なことなので2回言いました。)


心の中で葛藤しているとAが怪しげな様子で俺の事を見てきた。


「銀さん、今日なんだか様子変じゃないですか?」


銀さん「え、え?そう?」


平然を装うとしたけど無理だった。それより俺はなんでさっきからこんなに慌てているんだ…?
すると時計を見たAがしまったという顔をした。


「もう昼になっちゃう!急いで準備するね。」


焦ったAは急いで台所へ行き昼飯を作った。そして、今日もすぐ真選組の仕事へ向かってしまった。


………しまった?


なんか行かないで欲しいみたいな言い方になっていた。ほんとに今日の俺は変かもしれない。どうしてしまったんだろう。


新「銀さんさっきからどうしたんです?Aさんも言ってましたけど、様子がおかしいですよ?」


机に突っ伏している俺に新八が話しかけてきた。


銀「自分でもわかんねぇよ。なんでだと思う?ぱっつぁんよぉ。」


新「いや、こっちが聞いたんでしょうが。でも銀さんがこんなに悩んでるのは珍しいですね。」


銀「銀さんだって悩み事の一つや二つありますぅ。」


神「銀ちゃんもしかして恋してるかもしれないアル!」


恋…?俺が??ないない。


銀「それは無いだろ〜。俺は結野アナ一筋だから。」


神「でも、様子がおかしいのはAが帰ってきてからなんでしょ?なら、恋してる可能性だってあるネ!」


銀「やだねぇ、女子はすぐそういう方向へ持っていきたがる。」


新「んー、確かにAさんが帰ってきてから様子がおかしかったですよね。神楽ちゃんの言っていることも一理あるんじゃないですか?」


まったくどいつもこいつも恋愛に持っていきやがって…。


めんどくさくなってきたから、甘味でも食べに行くことにした。

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作者名:銀星 | 作成日時:2020年2月2日 12時

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