15 美少女 ページ18
*
2人と1匹の声が返ってくる。
新「おかえりなさい。2人で出かけてたんですね。」
銀「暇だったし、ちょっとな。」
2人が話しているのを眺めていると、神楽ちゃんに話しかけられた。
神「A、私お腹すいたネ。何か作ってくれないアルか?」
そう言われもうそんな時間か?と時計を見てみる。時計の針はもう6時過ぎを刺していた。
「そうだね。夕飯の支度しなきゃ。」
神「やったアル!」
私は夕飯を作るため台所に向かう。何を作ろうかと考えながら冷蔵庫を開けた。すると中はほとんど何も入っていない。そういえば、私が来てから1回も買い物に行っていなかったことに気づいた。
「あ、あの銀さん。」
銀「ん?」
「冷蔵庫が空っぽです。」
銀「え?」
神「マジでアルか!」
新「どうしましょうね。」
う〜んと唸りながら考えていると、お登勢さんの言っていたことを思い出した。
お「何か困ったことがあったら言うんだよ。」
「お登勢さんに頼んでみましょう!」
私がそう言うと、3人とも驚いたような顔をして私を見ていた。
新「お登勢さん、いいって言ってくれますかね?^^;」
銀「無理だな。」
神「無理アルな。」
「でも、お登勢さん困ったことがあったら言えって言ってたし…。きっと何かしらしてくれますよ!」
そう言うと、3人は渋々私についてきてくれた。
「あの〜お登勢さん。」
お「なんだい?」
「実は…」
私は事情を話した。
お「またかい。ったく、今回はAに免じて特別に食わしてやるけど、次はないからね。」
「すみません…。あと、ありがとうございます。」
新「ありがとうございます!お登勢さん。」
銀「よくやった、A。」
と、銀さんが親指を立ててきた。
そして、私たちはカウンター席に並んで夕飯を食べた。初めて見た神楽ちゃんの食べっぷりは凄かった。
「本当にありがとうございました。」
とお登勢に頭を下げお礼をいい2階に上がっていった。
「やっぱりお登勢さんに頼って正解でしたね。」
神「Aが頼んだおかげアル。」
「そうかなー?」
神「かわいい子は違うアルな。」
「神楽ちゃんだってかわいいよ?」
私なんかより神楽ちゃんのがよっぽど可愛いと思う。肌も白いし、目は大きい。美少女と言っても過言ではない。
神「マジでか!Aは見る目があるネ。」
「ありがとう。」
そういえば、何か話さなきゃいけない事があったような…
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作者名:銀星 | 作成日時:2020年2月2日 12時