○ ページ43
*
【｢この先何があっても、チョロ松兄さんを守る！絶対、優勝させるよ！｣】
さて、この言葉は一体何だったのか。
｢おらおらおらおらぁぁあ！！！｣
トト子からの攻撃を三人は素早く交わした。
｢と、トト子ちゃん！オイラ別に君と争う気は…｣
｢おりゃぁぁっ！！！｣
｢てやんでえバーローチクショー！！｣
チビ太が和解しようとするがトト子に車ごと持たれて
高く飛ばされたチビ太は吹き飛んで爆発して死んだ。
｢けへへぇっ！人気が欲しいんじゃぁ！出番がぁ！主役主役ぅ！｣
｢まずい…！完全に悪魔だよ！｣
｢可愛すぎる…｣
｢あぁ…！超絶可愛い！｣
顔芸を披露して主役に粘着するトト子に惚れ惚れするチョロ松と一松。
最早、流石としかいえない惚れっぷりである。
｢あれでいくしか…｣
一松がとった作戦にチョロ松も賛成した。
｢死に曝せえええ！！！｣
｢やめましょう。僕の愛する人と…｣
F7バージョンになって振り返るチョロ松だが、
額に思い切りカジキマグロが刺されてしまった。
｢え！？わぁぁぁ！？なんで効かないのおお！？！？｣
大きくスピンをしたチョロ松は爆発し、そのまま死んだ。
｢イケメンバージョンは…もう飽きた…｣
｢……っ！｣
トト子が捕らえたのはF7になった一松だった。
｢いーちーまーつー！！！！｣
｢うわぁぁぁっ！！！
………からのぉ！｣
悲鳴を上げていた一松だったが、服を脱ぎ捨て、こたつの上に立った。
｢はぁい！｣
一松のF7バージョンの全裸を見たトト子は鼻から大量の血を出していた。
｢ありがとうございまぁぁす！！｣
〈おっとぉ、ここで弱井トト子が自爆〉
｢しまった…やり過ぎた…｣
トト子が崖から自ら落ちて自爆して死に、
全裸になった一松はF7からいつもの姿に戻って服を着た。
〈というわけで、現在先頭は松野一松！〉
｢え？！十四松？トド松？｣
〈このままいけば来週からの主役！
新番組【一松さん】スタートです！〉
｢〜〜〜っ！荷がおもぉぉい！！！！！｣
〈おっと、こちらも自爆〉
アニメの主役など荷が重いということで堪えきれなかった一松は
トト子と同じように崖から落ちて自爆し、死んだ。
先程から人がどんどん死んでいく。
〈ということで先頭は松野トド松に変わりました〉
｢えぇっ！？僕が先頭？
ただ走ってただけなのに来週から主役？えー？どうしよー｣
〈クソです。今ここにクソがいます〉
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 42人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：びた一 x他1人 | 作成日時：2022年8月12日 12時
