・Forty six ページ3
＊
ｰ上空ｰ
何とかスカラビアの寮生を振り切って
ユウ達は絨毯の上で逃げる事に成功した。
「ヒャッホーウ！！！やったーーーー！！
脱出成功なんだゾ！
オレ様たちは自由なんだゾー！」
「♪♪♪」
グリムと絨毯が喜んでいるのを見て、
ユウは微笑ましそうに見て笑っている。
Aは体操座りをしながら、
スカラビアから抜け出した嬉しさより
上空の上にいる恐怖の方が強いせいか
ガクガクと震えていた。
＿＿＿＿＿＿＿＿
「はっ！！あれを見ろ！
あいつら寮長の魔法の絨毯に乗ってるぞ！」
「脱走したばかりか盗みまで
寮長にバレたら僕たちどんな目に遭うか……」
「絶対に捕まえろ！
待てーーーこの泥棒ーー！！」
＿＿＿＿＿＿＿＿
そう叫んでスカラビアの寮生たちは
2人と1匹を追い掛けようとする。
「へへーん！
悔しかったらここまでおいでってんだゾ！」
『フッ……これぞ負け犬の遠吠え……
無様な人間共だな……』
その様子を見ていたグリムは
調子に乗りながら煽っており、
Aは顔を青ざめながらも
スカラビアの寮生を煽っていた。
「……なぁ、ところでこの絨毯
どうやって操縦するの？」
「操縦？えーっと、カリムは隅っこについてる
フサを掴んで引っ張ってたような……
えいやっ！」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！！」
すると、絨毯はグルグルと
回り始めてしまった。
「うわあ！？急に回転しだしたんだゾ！」
『イ゛ギャアァァア゛アア゛ッ！！！！
何してんだっ！グリムゥウ！！！』
「コラッ！言うこときくんだゾ！」
「！！！！！！！」
しかし、絨毯はグリムの言うことなど
耳にしていないのか、
どんどん回転する速度が早くなる。
「ぎゃーーー！目が回るーーーー
止まれ、止まるんだゾーーー！！」
『イ゛ヤ゛ァア゛アア゛アアッ！！！』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「寮の外へ出るぞ！
追え、追えーー！！」
＿＿＿＿＿＿＿＿
そして、絨毯は談話室へと、
廊下へと高速で回りながら駆け抜けて行く。
「うわああああーーーー
鏡にぶつかるーーーー！！」
『止まれぇ！！この絨毯！！』
そして、何処かの寮の鏡へ行き、
そのまま勢いよくぶつかってしまった。
「ふな゛ぁああ…………」と
グリムの苦しそうな声が2人の耳に入る。
「……ここは………？」
『いったたた……っ！この感触……！』
・Forty seven→←・Forty five ｰ熱砂の策謀家ｰ
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びたー(プロフ) - 天馬さん» コメントありがとうございます！続編でもよろしくお願いします！リクエストもちゃんと書きますよ！ご安心してください！リクエストありがとうございます！ (2021年1月20日 7時) (
レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
天馬 - 初めまして！いつも小説楽しみにしてます！続編もおめでとうございます！リクエスト良いでしょうか？男主くんの学年が2年生だと知ったので、2年生でお泊り？的なのをリクエストします！無理なら構いません！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2021年1月19日 8時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - にゃーさん» ありがとうございます！そう言って頂けると励みになります！そうですね……シリアスの意味はその2つの意味があるからこそ燃えてしまいました……(笑)楽しみにしておいてください！更新も頑張りますのでよろしくお願いします！ (2021年1月10日 10時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
にゃー - 続編おめでとうございます！本当にこの小説大好きで、続編来てくれて嬉しいです！シリアスって一応調べたんですが、真面目と深刻と2つの意味があるそうですね…ルークパイセンはどっちの事を言ってるんだろう…？更新頑張ってください！！ (2021年1月9日 22時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びた一 | 作成日時：2021年1月7日 7時
