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・Eleven ページ12




「えっと…『ユウくん』」


ユウが自己紹介しようとすると、
Aに無理矢理遮られる。


『オンボロ寮の監督生で最初は学園長に
グリムくんと一緒に雑用係を任され、

グレート・セブンのハートの女王の像を
真っ黒焦げにさせたり、

シャンデリアを壊したりと、
退学の危機までに直面した

魔法を使うことすら出来ない陸の人間。

しかし、見事退学は無くなり、
晴れてナイトレイブンカレッジの生徒、

そしてゴーストカメラを貰い、
監督生としてのポジションへとなった

結構凄い陸の人間』


と長々とユウの情報を語った
Aはユウを見て『合ってる?』と

微笑みながら聞いてくる。

「な、何で知ってるんですか?」とユウは
完全にAに対して怯えていた。


「これ…違う意味で
関わったらいけない奴だよな…」

とデュースが冷や汗を垂らしながら言うと
「当たり前だゾ…」とグリムは便乗する。


『さあ?何でだろうね』


とはぐらかすAに

「うえぇ…気持ちわりぃ…」と
エースは小声でそう言った。

エースの言うとおりであろう。

Aのやっている行為は
ストーカーと同じような物なのだから。


『エース・トラッポラくん…だったね?

ハーツラビュル寮の1年A組、
出席番号は25番、

好きな食べ物はチェリーパイで
部活はバスケットボール部に所属しており、

ナイトレイブンカレッジの卒業生で
7つ年上の兄もハーツラビュル寮に所属

グレート・セブンのハートの女王の像を
真っ黒焦げにしてしまって、

シャンデリアも壊したりしたよね?


それに、入学早々夜中に
タルトを食べてしまい、

リドル・ローズハートくんに
ユニーク魔法まで掛けられた…

そこにいるデュース・スペードくんと
寮長の座を掛けて勝負をしたが

あっさりげきち「やめろ!ください!」』


エースの色んな情報を言うAに
エースは大きい声で話を遮った。

明らかに焦っているエースにAは

「『撃沈』って言葉は嫌だったのかな?」と
完全に嘲笑っているようだった。


「Aの特技って〜、
相手の情報を何個も手に入れることだよ〜

嫌な特技だよねぇ」


「友達居ないと思われがちですが、
一応この学園に親友と呼べる人が居るんです」


「そうですよね?A」と
ジェイドがニヤリと笑いながら言うと、

『まあな』とAは
ドヤ顔をしながら返事をした。


『アイツはおれ…我を認めてくれた
我もアイツを認めてる…

親友は良いものだ』

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作者名:びた一 | 作成日時:2020年12月5日 21時

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