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俺が見つけたのは、カザリと、カザリ抱えられている気を失った比奈だった。







何故、カザリが比奈を狙う?







オーズ達に連絡を!








...いや、考えるのはやめよう。
俺には 関係のないことだ。









下手に動き、この前のように襲われていては、意味が無い。








動きかけた自分を止める。
でも、一瞬あの時の比奈が浮かんだ。









比『庇ってくださってありがとうございます。』








「ッ!あぁ!クソっ!!」









自分の立場とか、グリードだとか、次々と浮かんでくる考えを自ら頭をぐしゃぐしゃにして、無理やり消し去ると、俺は赤い翼を広げ、カザリが行った方向へと飛び立った。

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作者名:みかんちゃん x他1人 | 作成日時:2019年6月13日 21時

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