拾肆 ページ15
かと言って、この好意を踏みにじる訳には………
『………………』
あっ、そうか、そういうことか、これは好きと言う感情ではなく、尊敬か、尊敬の目なのか、うん。そうだ。そう決めつけておこう。
『あぁ、そうそう、これを持っておくといいですよ。』
「これは………？」
『御守りです。私も持っているんですよ？まぁ、これは血稀の人限定ですが』
「ち、血稀？」
『そう、血稀とは血稀のその人の体内に流れている血は人にとっては普通の血ですが、鬼にとってはとても栄養価の高いご飯なんです』
『そうですね〜わかりやすく言うと、鬼1が1人食べたら、力が1つくとします、鬼2が血稀を食べると一気に100力が着くんです！』
『凄いでしょう？ですが、悲しい事に、血稀はそうそういないのです。しかも数に制限があります。』
「制限？」
『そうです。1人を食べて2000〜3000食べた事になる人はそうそういませんからね、もう6人ぐらいしか居ないんじゃないんですか？』
「そ、そんなに少ないんですか………？」
『うん、極稀でも、2000とかになると、匂いが凄く甘いらしい、だからすぐ鬼が寄って来て食べちゃうんです』
「ヒッ………!!」
『あ、大丈夫です、貴方は10人ぐらいの栄養だからそんなに寄り付かないはずですそれに、藤の花の御守りもあるから大丈夫です』
『鬼は藤の花を嫌うんですよ、だから鬼対策になります』
まぁ？こんな自慢気に話してますけど、実は最終選別の時、錆兎君や、白い神の子に教えてもらっただけですけどね！？
ていうか私カッコイイとか思われてるんじゃないですか！？ねぇ！？長文スラスラ言っててカッコイイとか思われてんじゃね？!!
え？何なに？読みにくい？頑張れ！！頑張って見てね！？お願い！
「あ、有難う御座います!!」
「また鬼が来ればどうしたらいいですか？」
『その袋の中に入っている藤の花を鬼に投げてください、強い鬼には聞きませんが………大丈夫です、ここらには雑魚鬼しか出ません。』
『だから……………そんな怯えた顔をしないでください。何があってもあなたを守り抜きます。』
「っ〜〜〜!!っはい………！(私、この人の事を好きになっちゃったかも………!!)」
『そろそろ帰るとします、また会いましょうね。』
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makaron♪(プロフ) - すいません、訂正をさせて頂いてもいいですか？血稀じゃなくて稀血だと思うんです。違かったらごめんなさい！ (2019年11月3日 17時) (
レス) id: bbf03a7960 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 浅葱みどりさん» ありがとうございます！皆さん優しくて心に染みる……… (2019年10月18日 21時) (レス) id: 6a5e6926ec (このIDを非表示/違反報告)
浅葱みどり - 面白いです！！更新楽しみにしてます！！ (2019年10月18日 19時) (レス) id: ae6be26781 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 華夜さん» 有難う御座います!!頑張ります！ (2019年10月17日 21時) (レス) id: 6a5e6926ec (このIDを非表示/違反報告)
華夜(プロフ) - とっても面白いです！更新頑張ってください！応援しています！ (2019年10月16日 20時) (レス) id: 45f16970ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まな | 作成日時：2019年10月15日 0時
