検索窓
今日:3 hit、昨日:11 hit、合計:27,853 hit

9話 ページ11

夢主 side


俺たちは木の影で身を潜めている。


既に取引の最中だ。



あろえさんのGOサインの連絡が来たら向かう。


ar [いいよ。]


俺とぐちつぼは相手の間合いに入って目視できる(・・・・・)奴らは殴った。



ぐちつぼが相手の持ち物を調べていると後ろから人影が…


『危ないっ!!』


ぐちつぼを突き飛ばした。


瞬間ハンカチのようなもので口と鼻を抑えられた。



が肘をみぞおちに入れ怯んだすきに背負い投げをした。


gt「大丈夫かっ!!?」

『あぁ。なんともないよ。』

gt「ごめん。俺がもっとしっかり…」


目線を下げ申し訳なさそうに顔を歪めるぐちつぼ…


『気にするなって!!誰にでもあることだろ?』


それより嫌な感じはこれなのだろうか…




運営国に戻ると…


ar「Aさん!!大丈夫でしたかっ!!?ぐっちがヘマするから…」

ぐいっと顔を寄せられ聞かれた。


俺は焦る。


そんな俺を見て笑うぐちつぼ…


『だっ…大丈夫です…』


語尾になる連れに小さくなる声。


ぐちつぼが痺れを切らし笑う。


gt「あははははははっww」

『ぐちつぼ殺す!!////////』

gt「にっげろーっ!!」

逃げるぐちつぼ。


追いかける俺。



『兎に角大丈夫なんで!!気にしないでください。』



あろえさんにそう言いぐちつぼを追いかけた。




瞬間体に力が入らなくなりその場に座り込む。



『っ…////////』



媚 薬なんていつ!?


っ!!


くそ。あの時か…



gt「Aっ!!?大丈夫かっ!!?」

ar「Aさんっ!?」

『だいっ…じょ…ぶっ…ハァッ////////』


体の体温が上昇していくのがわかる。


ぐちつぼは状況を理解したのだろう。


俺を抱え俺の部屋へ走った。



ドアを蹴りあけベッドに俺を寝かす。



追っかけてきたあろえさんは水バケツと濡れ布巾を持ってきた。


『ごめっ。んっ…』

gt「いや。俺のせいだろ。謝るなよ。」

『あろえさんもありがとうございます。』

ar「いや。全然!!やっぱりあの時ですか?」

『たぶんっ…』

ぐちつぼが俺の口を塞ぐ。


gt「辛いなら喋らなくていいから…


あとよろしくあろえ。」


ar「えっ。ぐっち?」


ぐちつぼはそのまま部屋を出た。


『ぐちつぼはっ…悪くっ。ないのにっ…』

ar「責任感強い奴なんで…」


少し顔を歪めたあろえさんは俺のおでこに濡れ布巾をのせて柔らかく頭を撫でてくれた。



突然睡魔に襲われた俺はあろえさんの最後の言葉は聞こえていなかった。

10話→←8話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
81人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ニナ(プロフ) - 完結おめでとうございます!最終話ほんとに、あろさぁぁん(´;ω;`)ってなりました (2020年10月18日 9時) (レス) id: fec159ffdc (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 完結おめでとうございます!最後はHappyENDかと思ったんですけど、ある意味BADENDになりましたね…まあ捉え方によってはHappyENDですけどね!次回作も期待しています! (2020年10月14日 16時) (レス) id: 2df7064158 (このIDを非表示/違反報告)
sumiko(プロフ) - 応援してます。頑張ってください。 (2020年10月10日 8時) (レス) id: bc2f027781 (このIDを非表示/違反報告)
ぢゃぎんぼあい - 国王キモすぎw (2020年9月22日 12時) (レス) id: 79a6ee7d4a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:鬼羅 | 作成日時:2020年9月12日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。