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目覚め ページ8

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隣の部屋が騒がしくて目が覚める。




狗巻先輩が運んでくれたのか…





ってか外がうるさい…




部屋の扉を開け廊下を覗いた。




「あ。A〜また無茶したの〜?」



そこには私がこの世界に来た元凶が立っていた。



『無茶??無茶しなければならないと言ったのは貴方でしょ??』



「A…??お前…本当にA…か??」



『ゆう…じ』



「え?なに??Aと悠仁知り合い!?ってか苗字同じだね!そっかそっかぁ〜!!親戚だったのかぁ〜!!」




この男…絶対わかって連れてきてるだろ。




私が1番会いたくなかった人。



「お前急にいなくなって!!今までどこにいたんだよ!!」



今までどこに??急にいなくなって??



そう言いながら私に近づいてくる。



近寄らないで!!


さきにっ…さきに!!先に手を離したのはそっちでしょ!!?それなのに…なによ!!私が!!…わたしがっ…悪いみたいな言い方…』



そう言って横を通り過ぎようとすると腕を掴まれる。



停止(ロック)!!』



術式を使って悠仁の動きを止めようとしたが効かない。



どうして??そう思いながら私の意識は薄れて行った。

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作者名:鬼羅 | 作成日時:2022年4月7日 2時

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