君の隣の特等席 Ⅱ【knmt】 (ページ9)

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「A最近元気ないよなぁ〜

大丈夫なん？？」

笹木が､50にそう聞いた。

今日は元ゲーマーズ出身で50の家に集まっていた。

「そうかな…??僕元気だよ？？」

そうやって笑う50だけど苦笑いになってしまっている。

「無理しねぇーの。」

葛葉が､50の頭を軽く叩く。

「無理してるつもりはないんだけどなぁ〜…」

気まずそうに頬をかく50。

『別に言いにくいなら言わなくていいんだよ？それは50の好きにして？』

「うーん…と…最近出かけて帰宅途中に…いや。なんにもない。もう少しよく考えてみるよ。」

そう言う50は思い詰めた顔をしている。

『うん。話せるときでいいからね。』

50は笑ってひまちゃんの方へ移動した。

『どう思う…葛葉､笹木…』

僕は2人にだけ聞こえる音量で喋った。

「無理してんなぁって感じ。」

「A大丈夫かや…結構思い詰めとんね。」

『だよね〜…悩み聞いてからじゃないと解決策も思い浮かばないしね…』

「しばらくは様子見やなぁ…」

『だね…』

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Prrrrr

「あ…僕だ。ちょっと出てくるね！」

「いってら〜」

そう言って廊下に出た50。

数秒後…

ｶﾞﾀﾝｯｯｯ

人が倒れるような音がした。

『50！！？』

僕は急いで廊下に出た。

真っ青な顔をして座り込む50。

そばに転がる携帯は非通知からの連絡だった。