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116episode ページ23

【you.side】






「東卍も天竺もみんな聞いてくれ!抗争は終わりだ。もうすぐ救急車と警察が来る!これ以上の不幸が出る前にみんなこの場から離れろ!!この場はオレが残って収める!!」










『…万次郎、私も残る』








解散が言い渡された後、私は万次郎にそう伝えた









「わかった」







それからムーチョ、三途君、三ツ谷と喧嘩した人が現れた








ムーチョは三途君に帰るように伝えていた










『イザナ、酷いこと言ったけど、あれ全部ウソだよ。私イザナと出会えて良かったって心から思ってるからさ、だから泣かないでね。大好きだから』








そう言って冷たくなったイザナの手を握る









その時、誰かが直ぐ側に座り込んだ








『みつあみ君…』






「蘭でいいぞ」







みつあみ君はそう言って2人を見つめた







「……なんやかんや、オマエらに憧れてきたからな。大将、鶴蝶。






せめて安らかに眠れよ。しっかり見届けたぜ、オマエらの生き様」









そう言ってみつあみ君は2人の瞼を閉じさせた










『……みつあみ君はイザナの事、好きだった?』









「あぁ」







『ふふっ、即答じゃん』








つい笑みが溢れてしまう








やっぱりイザナは色んな人から好かれてたんだね










それを知らずに…







『馬鹿だなあ、イザナは』








「そんなこと大将に言えるのお前くらいだよ」










みつあみ君はそう言って私の頭をぽんぽんと叩いた










「テメェだけは許さねぇぞ稀咲」









万次郎の声がして私は顔を上げた








ついに稀咲を…というところで半間が稀咲を拾い上げた









ドラケンはタケミっちをバイクに乗って2人を追いかけた









「千冬!!スズの事頼んだぞ!!!」









「うっす!」








万次郎に指名された千冬がこっちに走ってきた









『ばいばい、蘭』








「…またな」








蘭に手を振って、最後にイザナの手を握ってその場所とはさようならをした。











「三ツ谷君達の病院行くぞ」







フラフラと歩く私を支えながら千冬はそう言った









イザナ、鶴蝶君。どうか安らかに____

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チェロ - 更新有難うございます。スズさんの為に決断したマイキーですが、東マンの皆と幸せになって欲しいです。大変だと思いますが更新楽しみにお待ちしております。宜しくお願いします。 (2021年12月12日 20時) (レス) id: 5dfc880b67 (このIDを非表示/違反報告)
チェロ - 更新お待ちしております。よろしくお願い致します (2021年12月10日 0時) (レス) id: 5dfc880b67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひな | 作成日時:2021年11月28日 18時

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