１１４episode ページ21
【takemiti.side】
「喧嘩でまで負けたら、全部なくなっちゃうだろ？」
イザナはそう言ってマイキー君に銃を向けた
やべぇ、
「銃なんて汚ぇぞイザナ！！」
「死ねよマイキー」
「撃てよイザナ。それでオマエの気が済むんならな」
『万次郎煽っちゃ駄目!!!今のイザナなら撃ち兼ねない！！』
３人の声が夜空響き渡った
もうすぐ撃ちそうなイザナを止めたのはカクちゃんだった
気力を振り絞って立ち上がったスズちゃんはマイキー君の横に駆け寄った
「もういいだろ…？オレらの負けだ」
「下僕が王に意見すんのか？」
「オマエの為だけに戦ってきた。どんなにオマエの思想が歪んでいようがかまわねぇ。オマエの為なら喜んで死んでやる。だからもうそんな醜態をさらすな。オマエの情けねぇ姿を見たくねぇんだよ!!」
「…おい、幹部共。何ボーッと見てやがんだよ。はやくコイツ殺せよ」
灰谷兄弟を始めとした四天王達も黙って２人を見つめる始末
「イザナ!!わかるだろ!?コイツらじゃあオレには勝てねえ!!オマエが愛してたコイツにまでそんな姿見せんじゃねぇよ！！」
愛した……??
それじゃあやっぱりイザナはスズちゃんをっ、
「天竺の負けだイザナ!!!」
「うるせぇぇぇぇぇ！！！」
２人の叫び声が飛び交ったとき、拳銃から音が鳴り響いた
「カクちゃん!!!」
「ジャマなんだよテメェは」
稀咲が撃った先にはカクちゃんがいた
「オマエもだ、佐野スズ」
稀咲はそう言ってスズちゃんに拳銃を向けた
「…稀咲テメェ、スズから銃を下ろせ」
「コイツがいなければマイキーは俺に縋るしかなかった。花垣武道それから佐野スズは邪魔なんだよ。マイキーが使えなくなった今、イザナを媒体にするしかなくなった
鶴蝶、テメェはジャマなんだよ」
そう言う稀咲にカクちゃんは向かって行く
稀咲がもう一発発射した時、誰かがカクちゃんを押し飛ばした
そのままニ発が隙無く撃たれた
「…え、？」
イザナ、…？
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チェロ - 更新有難うございます。スズさんの為に決断したマイキーですが、東マンの皆と幸せになって欲しいです。大変だと思いますが更新楽しみにお待ちしております。宜しくお願いします。 (2021年12月12日 20時) (
レス) id: 5dfc880b67 (このIDを非表示/違反報告)
チェロ - 更新お待ちしております。よろしくお願い致します (2021年12月10日 0時) (レス) id: 5dfc880b67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2021年11月28日 18時
