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ー夢主sideー


あの日から、お昼から屋上で歌を歌うようになった。

96ちゃんのスマホから音楽を流して、いろんな歌を歌った。


96「わし、もうそろそろ限界。」


ま「僕も・・・」


ろ「私もやめとこうかな・・・」


あ「じゃあ、わっち次で最後にする!96ちゃん、『風になる』かけて!」


わっちの好きな曲。別に映画が好きな訳じゃないけど、
曲のリズムとか歌詞がなんか好きなんだよな〜!


あ「〜♪ ケホッ よぉし、戻ろう!」


なんか、歌ってる途中から喉が痛かったけど

まぁ、大丈夫だよね?


ま「ただいまぁ〜!」


ろ「るすすんから宿題とどいてる。」


みんな、各自別々のことを始める。


あ「ケホッ ケホケホッ ゲホッ !」


・・・ぁあああぁ〜・・・
喉が痛い。歌いすぎたかな・・・?


あ「ゲホッ ! まふ、天月呼んで・・・ケホッ ゴホッ !」


ま「ちょ、大丈夫!?」


ー天月sideー


昼下がり、アケビのナースコールが鳴った。


天「はしやん!アケビちゃんのとこ行くから準備してきて!」


走って、病室へ向かう。


天「A!!!」


焦りに焦って名前で呼ぶ。

目に映ったのは、ベットでせき込んでるアケビと背中をさすってるまふ。


96「まふ、天月来たぞ!」


ま「天月先生!アケビ、助けて!」


二人とも焦っているのが分かった。ろんちゃんは、何してるんだろう。


天「アケビ!わかる?聞こえてたら手握って?」


良かった、意識ははっきりしてる。


は「天月、アケビは?!」


天「意識はある。でもやばいかも・・・」


は「歌詞太郎とあんくに連絡入れたから、処置室行くぞ!」


天「わかった。 いっちにーの、さんっ!」


まふたちに「大丈夫、何とかすっから」とはしやんと声をそろえて言い聞かせて、
ストレッチャーを押す。

・・・間に合ってくれ!

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作者名:にょんこ0602 | 作成日時:2017年9月23日 21時

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