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ーまふまふsideー
今日は先生方が朝から会議が入ってて、検温以来部屋に来ない。
暇だなぁ〜・・・
あ「みんな暇？学級いかない？」
96「わし、行ったことないな。行ってみようかな！」
ろ「うん。いいよ！」
みんな、行くのか。どうしよっかな〜
ま「じゃあ、僕もいくよ！」
みんな一度着替えて荷物をまとめて部屋を出た。
ろんちゃんは、まだ体調がすぐれないらしく車いすに乗っていった。
もちろん、先生に置手紙を残して。
ー９６猫sideー
この病棟の一階にある院内学級。教室は、三部屋あって
・幼稚園組
・小学生組
・中学生組
中学生組はわしら４人しかいないらしい。
ま「るすすん！きたよ〜！」
る「お、やっと来たか・・・お前ら体調は大丈夫か？」
あ「まぁまぁだよ？」
る「おっと、この金髪ちゃんは新しい子？」
わしのことだよね。何て言えばいいかな。変に思われないように。
名前と、歳と、兄貴のことも言っとこうかな・・・
96「あの、９６猫です。一応１５歳です。金髪は、兄貴に染めてもらいました。」
る「よろしく、９６ちゃん！僕は担任のLuzだよ。空いてる席に座ってね。」
その日は数学、国語、英語、音楽の４時間だった。
一番楽しかったのは音楽。みんな歌がうまくてたくさんうたった。
る「明日はやまだぬきの当番だから、遅れないでね？」
96「やまだぬきって？」
ろ「うらたんのペット。たぬきなんだよ。」
あ「やだな・・・」
ー天月sideー
会議が終わって、部屋に向かうと誰も居なかった。
まふの机の上には
【院内学級に行ってきます。】
と書かれたメモ用紙が。
ガラガラ
あ「ただいまぁ〜・・・って天月？どしたの？」
全く『どしたの？』じゃないよ。
どれだけ心配したと思ってるの。・・・
天「あのね、院内学級行く前にナースステーションに、寄ってから行きなさい！」
皆「ごめんなさ〜い！」
反省してないだろ・・・
時間割を覗くと４時間目が音楽。喉が心配だな。
天「はい、軽く検査をしましょう。」
一人ずつ、口を開けてもらい扁桃腺を見てみる。
唯一９６ちゃんに多少腫れが見えたけど、他は大丈夫そうだった。
コゲに内線を入れて、治療用具を持ってきてもらった。
コ「う〜ん・・・歌い過ぎかなぁ？吸引しとくか・・・」
96「スゥ―――ッ ハァ――――」
これだから、勝手に院内学級いかれると困るんだよな・・・
これから大丈夫かな・・・アケビとか無意識だし・・・
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作者名：にょんこ0602 | 作成日時：2017年9月23日 21時
