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ーun:c sideー
u「父さん、俺、着きたい職がある。」
u「医者になる。小児科医がいい。」
なんでこんな事言ったのかは覚えていない。
ただ、弟の死が関係していたのは確かだった。
〜〜〜
u「・・・と、今に至る訳で。」
ひとしきり言い終わると、そらるさんは小難しい顔をしていた。
u「そらるさん？どうしました？」
そ「天月たちとはどこで知り合ったの？」
そう言えば、いつからの付き合いなのだろうか・・・
気がついたら隣にいた。
天「はしやんは小学校。他は高校とか大学だよね？」
歌「僕と天月君は隣の高校でね。」
なんで、いきなりそらるさんはこんな事聞いてきたのか不思議でたまらなかった。
やっぱりそれなりの理由はあるのだろう。
u「そらるさん、どうして聞いてきたんですか？」
そ「あ、あぁ。医者って大体過去の影響があるもんなのかな・・・って。」
過去・・・
天ちゃんも歌詞ちゃんも辛い過去がある。
はしやんも俺を庇って虐められたら過去がある。
そらるさんは・・・
そ「俺、死にかけてさ。それで・・・」
口に出ていた・・・
死にかけたって・・・
そ「自分でね。それで、人の身体について勉強するうちに・・・」
人の過去なんて今まで触れようとしなかった。
でも、この話を聞いて興味を持った。
何かに生かせるかも知れない。
ーそらるsideー
天「いきなりなんです？」
そ「ん？あんくくん、元気なさそうだったから。」
多分だけど、今日は弟くんの命日だ。
だから、こんな重そうなんだ。
そ「はしやん君とでも弟くんの所、いってやんな？寂しがっちゃうんじゃない？」
u「っはい！」
弟くんがどんな人かは知らないけど、会ったら少し変わるだろう。
医者ってのは患者以外もよく見なくちゃいけない。
でも、それが自分にとっていい経験になるかもしれない。
あんくくんとはしやん君を見送って仕事に戻る。
そ「さてっと・・・まふのとこでもいこうかな・・・」
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作者名：にょんこ0602 | 作成日時：2017年9月23日 21時
