file9.2 ページ37
ーLuz sideー
僕たち、三人(志麻君、センラ君、僕)は少し早めに学校に着いていた。
早速、学校祭の準備を手伝わせてもらった。
と言っても、僕は二人の監視。
主には、二人の仕事だった。
志「るったん、これ・・・」
せ「まーしぃ？どしたん、それ？」
そういって差し出してきたのは、志麻君の手の平。
赤く、腫れていた。
L「なにしたの？心当たりは？」
志「なんやったっけ・・・ボンドとかニスとか使ったけど・・・」
L「じゃぁ、かぶれたのかな・・・？」
なんてつぶやきながら、持参していたポーチから塗り薬を取り出す。
腫れた部分に塗り広げて、包帯を巻いていく。
L「よしっ！これで大丈夫！」
応急処置を済ませてあげると、すたすたと元居た場所に戻って作業を始めた。
ま「る〜〜〜〜ったん！」
あ「るったんだ〜〜〜！」
ふと、扉の方からにぎやかな声が聞こえると思ったら、
中学生組がいた。
教「それじゃ、生徒さんたち。あとはたのんだよ！」
天「天月もきたよ〜！」
後からやって来た天月くんの話によると、
１年生が１２人、２年生が８人、３年生が１１人いるらしく
僕たちは、一番人数の少ない２年生と一緒に活動することになった。
ちなみに出すのは、夏祭りを交えた露店と、すごろく式のゲーム。
天「しませんと９６がゲームの方。Aとまふとろんちゃんが露店だって。」
僕はゲーム担当の面倒を見ることにして、天月くんに露店担当の方をお願いした。
生「さぁ！さいころ作んなきゃ！お願いしていい？・・・センラ君？」
せ「はい！大きさとかはどんな感じですか？」
順調そうで良かった！
ー天月sideー
生「えっと、まず、何作るかだよね。テーマがお祭りだから・・・」
あ「リンゴ飴とか・・・わたがしとか？」
ま「そうだね。甘味だけなんですか？」
生「う〜んと・・・ごはん系もあってもいいかもしれないね・・・」
ろ「じゃあ、たこ焼きとか焼きそばじゃないですか？」
ま「唐揚げとか、ポテトもあった方がよくないですか？」
みんな、キョドってコミュ障出すかな〜なんて思ってたけど
イイ感じに話し合いに参加してくれてる。
僕は横で見てるだけなんだけど
三人共、めっちゃニコニコしてる・・・！
〈パシャッ！〉
前に生徒会の人に渡されていたデジタルカメラで写真を撮る。
生き生きしててかわいいなぁ・・・
こんなこと、口に出したら怒られるから内緒にしとこう。
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作者名：にょんこ0602 | 作成日時：2017年9月23日 21時
