傷跡 ページ49
「裕太くん、話したい事が・・・」
玉森「ん?いいよ、話して。
あ、後で俺の話も聞いてくれる?」
「裕太くん先にいいよ。」
玉森「Aちゃんが先ね。」
「・・・分かった。」
やっと返事ができる。
なんか嬉しいような恥ずかしいような・・・。
玉森「で、なんの話?」
「あ、あのね。
告白の返事がしたいんだけど・・・。」
玉森「あーうん。」
「・・・お願いします。」
玉森「まじ?いいの?」
「うん。」
玉森「やったね。」
「よかった。遅すぎたから心配だったから。」
玉森「遅くてもいいよ。結果よがよければさ。」
「だね。
あ、裕太くんの話は?」
玉森「あのさ、知ってるよね?
俺の、
.
.
.
・・・【病気】。」
・・・え?
バレてる?
玉森「部屋にあったんだよね。」
「・・・ごめんなさい。」
玉森「なんで言ってくれなかったの?」
「あれを見たら、言うにも言えなかった・・・。」
玉森「・・・。」
「本当にごめんなさい。
あれは本当なんでしょ?」
玉森「・・・そうだよ。」
「痩せてきてるのも症状の1つでしょ?」
玉森「みたい。」
「これからももっと・・・。」
玉森「そうだね・・・。
悪化すると、
脳の機能の低下が進んで、
最後は寝たきりになると思う・・・。」
この症状については調べたから知ってる。
だけどやっぱり本人の口から聞くと・・・
「最後まで一緒にいさせて?」
玉森「・・・今のうちだよ、いなくなれるのは。」
「なんで?私は覚悟しているから。」
玉森「俺は今までそうやってきたからわかる。
死ぬまではそうだよ。
だけど、
そのあとは辛いんだよ?」
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作者名:a y a猫 x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=monakaN
作成日時:2017年10月2日 23時