48【NJ】 ページ48
ヌナがAに夕方 診察を頼むか聞いた
僕がいる時にして欲しかったので時間を聞くけど会議が長引くと間に合いそうもない
心配そうにするAに皆が自分達が居るから大丈夫だといい僕は間に合うように帰ると約束をした
欠勤連絡を上司にして昼休みに話をする約束を上司とした彼女は そのまま母親に連絡して婚約者の話をした
当たり前に母親は驚き怒っていて父親にとりあえず報告するからと一旦電話を切った
眉尻を下げ今にも泣き出しそうな彼女に皆が駆け寄る
皆が婚約者を殴り飛ばしたいとか踏み付けるとか言っていたが僕が そんな奴の為に手や足を痛めるより社会的制裁を与えた方がいいと言うと僕が言うと本当にしそうで怖いとヒョンが言った
え？しないのか？していいだろ そんな奴
そう思ったから しないのか聞くと皆がドン引きした顔をしていたから皆は優しい人たちだなと感心した
その後も式場にキャンセルをしてキャンセル料などの話を聞き母親からの連絡をギリギリまで僕も待っていたけど 間に合わなくなるからと会議に行くよう彼女が心配するので診察までには必ず戻ると約束してホテルを出た
会社に着き会議が始まった
いつも通り会議を進める進行役のスタッフ
いつもならイライラしないのに時々手際の悪さに苛立ちを覚える
休憩中も休憩なんか要らないのにとイライラ思ってしまう
いつもなら自分からは発言しても進行させるような事はしないが夕方になっても半分も進まない会議にさすがに痺れを切らしてしまい 次々と発言をしては皆の意見をまとめ上層部に確認を取り納得させ次のテーマ次のテーマと進行させ明日も会議をしなくてはならない所を何とか終わらせた
既に19時をまわり上層部の方々が夕飯を一緒にどうかと誘って頂いたが丁重にお断りをして急いでホテルへ戻った
”間に合ってくれ！！あの発作や彼女が苦しくなるような事など起こらず順調に診察を終えてくれ！！”
エレベーターの中で逸る気持ちを抑え そう願いながら部屋がある階へ着いたエレベーターから慌てて降り部屋へと走った
部屋の近くまで行くと中から皆の焦ったような大声でAを呼ぶ声が聞こえた
”ヤバい！！発作だ！！”
そう思いドアを叩きAに聞こえるように名前を呼んだ
すると慌ててヌナがドアの鍵を開けてくれ勢いよく入るとAの元に駆け付けソナヌナに抱き留められ皆に囲まれながら苦しそうに顔を歪ませたAを自分の腕の中に引き寄せた
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作者名：明日 | 作成日時：2022年9月19日 5時
