一目惚れ (ページ46)

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「今日はちゃんと実家と上司に電話して崇の話しなくちゃ．．．
上手く話せるかな．．．」

誰かが話している声で少しずつ意識がはっきりしながら目が覚め始める
目は開けられないままで声だけ聞いてると何となく誰の声なのかわかってくる

「あとは式場のキャンセル．．．
キャンセル料の話とかをまた実家に連絡して崇の方に連絡して貰って．．．
それと引越し．．．
あ！いつからいいのかな？
住所とか細かい事聞いてなかったな．．．
あれ？ナムジュンさん達日本にいつまで居られるだろ？」

自分の名前が聞こえ確実に目が覚め目を開けると隣のベッドで仰向けになり指折り数えて何か焦ってる？困ってる？悩んでる？状態の寝起きの彼女が居た

「え、今日とかじゃないよね？
今日だったらどうしよう．．．
え、でも今日じゃなくてもそんな長くは居れないもんね．．．
やだな．．．
帰っちゃうのか．．．
寂しくなっちゃうな．．．
．．．いや何考えてる！？
バカだねここまでして貰ったんだから．．．
．．．あぁでも．．．」

何やら1人で何かと闘っている
あぁ．．．自分とか．．．
そう気付いたらそんなにオレたちを慕ってくれてる気持ちに嬉しくなって笑ってしまった

僕が起きた事に驚いてるけどさっきまでの自問自答の闘いの声が出ていた事に全く気付いてない
ハッキリ聞こえてたことを言うとアタフタしながら照れ始める
昨日よりも表情が出て来てる
それも嬉しくなる
今日は僕だけ午後から仕事だから一緒に居れない．．．
昨日の発作を見てしまった僕としては心配で仕方がないけどサラヌナも居る事だしユンギヒョンとテヒョナも居るから大丈夫だろうと自分に言い聞かせ電話をかける時とかは誰かに付いて貰った方がいいと言っておく
彼女も不安だからだろうそうすると言っていた
そして食欲があるか確認すると少し食べられそうだと言うのですぐにサラヌナに来てもらうことにして僕はシャワーを浴びに部屋に戻る事にした