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仕事なのだから行くのは当前だ
でも 何故相談が無かったのか わからなかった
彼の未来と私の未来は重ならないのだろうか
話を聞かされた時には向こうで生活する部屋まで決まっていた
悲しかった．．．
彼が行った後も疑問だった
彼が行ってしまうまでの間 ほとんど連絡を取らなかったのに そのまま行ってしまった
結婚をやめようかと何度も何度も考えた
こんなにも大切なことを相談しなかった人なのだから この先 何かあっても相談されず勝手に決めていく人なのだろう
それが居心地のいい人はいる
でも 私は大切なことは相談し合って決めて行きたい
彼とはそうして来たと思っていた
それに決めてしまったあとも 私との関係を修復せず行ってしまえる人だと わかったからだ
転勤ともなると忙しいのは私も仕事をしているので ある程度はわかっているつもりだ
だとしても そのままにして行けるだろうか
彼にとって私がそれが出来てしまう程度だったということだと思った
そんなつもりは無かったと言う人は居るかもしれないが実際 結果はそうなのだから．．．
私の気持ちはもちろん 私の家族の気持ちは考えなかったのだろうか．．．
でも 彼は1年で帰ってきた
早く帰ってくる為に 必死で頑張った結果だった
彼の気持ちの表れなのだと思った
別れる決心をしていたはずだった．．．
私の家族も彼の家族も喜び結婚の話が私の気持ちを置き去りにしながら進んでいった
彼からのプロポーズも聞けないままで．．．
お互いの家族が喜び 周りのみんなも喜んでいる
それでいいかと思った
みんなが喜んでくれるなら．．．
彼とは離れていた1年はほとんど連絡を取っていなかった
新年の挨拶とお互いの誕生日にメッセージを送ったのと誕生日とクリスマスにプレゼントを贈り合ったぐらいだった
メッセージもお互いおめでとうの一言だけだった
彼は言葉足らずなところがあるからと ずっと言い聞かせてきた
結婚の話がどんどん進んで色んなことが決まっていく
式場はもちろん 出席者 招待状 引出物 新婚旅行 ドレス 前撮りの日にち ケーキ 音楽 席 スピーチ そして新居．．．
私の更新月の関係もあって 式の1か月前から住むことになっていた。
3日前から彼が先に引越し 私は明日から引っ越すことになっていた
その新居に確認の為に行って暗証番号を押して玄関のドアを開けた
私が履かないような可愛らしいパンプスが綺麗に揃えて脱いであった．．．
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作者名：明日 | 作成日時：2022年9月19日 5時
