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緑川に呼び出され指定された人気のない場所へ行く。
周りをきょろきょろとするあの少女がおり、Aは気配を消して近付く。
『こんにちは』
「!?…こ、こんにちは」
__________
______________
『はい』
「…ありがとうございます」
Aが買ったココアを渡すと素直にそれを受け取った。
「あの、お金…」
『要らない。私の奢り』
そう言えばありがとうございますと頭を下げて、ココアに口をつけた。
Aは口元を緩めて見ておりそれに気付いたのか、視線を泳がす。
『そうだ。私は紅楼A、よろしく』
「…黒江双葉、です。よろしくお願いします」
『うん』
Aが飲みだし黒江もココアを飲む。
そして、無言が続いた。
「…、あの」
『ん?』
珍しく、先に口を開いたのは黒江の方だった。Aは首を傾げ黒江を見る。
「駿から聞きました。…あの、避けたりしてすみませんでした。…そんなつもりじゃなかったんです。……憧れている先輩に、話しかけていいのか分からなくて、」
『憧れていてるって、私に?』
「はい」
憧れている、そう言われたAは目を丸くした。
まさか、そう思われているとは思わなかったからだ。
「前の戦いの時の先輩を見て…
『…』
Aは一瞬目を見開いたが、その後直ぐに笑った。
怒りの表情など一切ない。
『こんなに可愛い子に憧れているって言われて迷惑だなんて思うわけない』
「!!」
『良かった、嫌われてなくて。もっと早く話しかけるべきだった。駿に感謝しないとね』
Aはいたずらっ子の様に歯を見せて笑う。そんな顔を見た黒江は顔を少し赤くする。
『戦い方なら暇な時、教えて上げるよ』
「!!いいんですか?」
『うん。双葉はしっかりしてるから直ぐに成長するよ』
「!?あ、あの…」
『あ、名前嫌だった?』
「いいえ…!!わ、私も、名前で呼んでもいいですか…?」
『いいよ。そんな事、聞かなくてもいいのに』
名前を呼ばれた黒江は珍しく嬉しそうな顔をしており、Aは頭を撫でた。
結論から言うと、黒江はAに物凄く懐きました。
新たな、セコムの誕生だ。
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わったー(プロフ) - めっちゃくっちゃ面白いです!!続きが気になります！今後とも期待してます!! (2019年12月30日 22時) (
レス) id: d2c32b8c6a (このIDを非表示/違反報告)
雪 - やっと、続きが読めた(嬉しい)、続きを楽しみにしてます。(＾ｗ＾) (2019年10月19日 9時) (レス) id: 736aad74b7 (このIDを非表示/違反報告)
キルア(プロフ) - その強さ神ですか？の続けお願いします (2019年9月15日 23時) (レス) id: 0cd3a06e93 (このIDを非表示/違反報告)
ミナモ - できればでいいんですが辻くんと夢主をもう少し絡めて欲しいです！ これからも頑張ってください！ (2019年6月17日 20時) (レス) id: b9b7859748 (このIDを非表示/違反報告)
まな - いろんなキャラが出て来て凄く面白いです！続き楽しみに待ってます♪ 更新頑張って下さい。 (2019年6月14日 3時) (レス) id: b9b7859748 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2018年9月23日 1時
