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第2話 ページ3

宿儺の所に転がり込んで2、3年。
時が経つのはあっという間だと思う。



今日は何故か心が落ち着かない。
だが、この感覚(・・)を俺は知っている。もう来るのか。



『早いな。』

「何がだ。」

『また何処かに飛ばされるらしい。』

「そうか。」

『じゃ、またな。』

「さっさと失せろ…不愉快だ。」



それが最後…夜、俺は宿儺の前から姿を消した。

___________






________________


『さて、飛んだはいいけども。此処、何処。』



周りを見渡せば、人。
何処を見ても人、人…とりあえず人だ。
都会か。



今度はまた随分と真逆の時代に来たなあ。
立ち並ぶ様々な建物や食べ物の匂い、道路を走る車。




『余計に分からない。』




と、思ったのも束の間。
どうやら俺は世界は変わってないらしい。
何せ、視える(・・・)からな。




まあ、確かに今回は飛ぶのが早いと思った。





…ォオ…、…ゥカ……
ォオウチ、…ワド、コデスゥカァ…?




俺の後ろをずっとついてくる後ろの…何だっけ、…ああ、呪霊か。
さて、祓い方は知らないけど宿儺相手に“念”が効いたという事は、





『人気のない場所は、』





寂れた工場を見つけ、そこへ向かう。
向かう間にも後ろのこいつはボコボコと異形な姿になる。





オウチハドコデスカァアアア!!

『ねえよ、オウチは。』

ア”ア”ア”ア”ア”!!!!

『“月歩”』





空気を蹴り、オーラを脚に纏わせる。
そして、そのまま呪霊を遠慮なく蹴りあげた。あ、貫通した。





心臓を貫通したのか、呆気なく消え去る。
全く、ついてない。





「おーい、誰かいんの?」

『…』




気配がするかと思えばやっぱり人間。
だが、その姿を見て少し目を見開いた。
いや、そいつの顔を見て、だ。




『…宿儺?』

「ん?いや、俺は虎杖悠仁だけど。」




ーーーーーーーーーーー

月歩(げっぽう)
【ONEPIECE】
・六式の一つであり、空気を蹴る事ができる。



オーラ
【HUNTER×HUNTER】
・身体から溢れ出す生命エネルギー。

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RUGI(プロフ) - エドワールドさん» コメントありがとうございます!すみません、書いていませんでした私のミスです汗 夢主は男主の設定です!これからもよろしくお願いします!! (2021年2月26日 17時) (レス) id: 1fcdf44583 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - 仁王彩香さん» いつも見て下さりありがとうございます!はい、掛け持ちしながら更新頑張りますね!!これからもよろしくお願いします!! (2021年2月26日 17時) (レス) id: 1fcdf44583 (このIDを非表示/違反報告)
エドワールド(プロフ) - RUGIさん» 性別って男ですか?それとも男口調の女の子ですか?(´・ω・) (2021年1月8日 0時) (レス) id: 2a81e718d3 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香(プロフ) - テニプリや黒バスの作品も更新頑張って下さい (2020年12月23日 14時) (レス) id: f42b11f826 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - 信さん» ありがとうございます!そう言ってもらえてとても嬉しいです!こつこつですが更新していきますのでこれからもよろしくお願いします! (2020年12月6日 20時) (レス) id: 1fcdf44583 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RUGI | 作成日時:2020年11月15日 14時

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