第66話 ページ18
「あー！幸村部長と柳先輩！！」
「赤也ーーー！！そんなに走ると人にぶつかるだろう！！」
「げえッ、真田副部長！！」
「む、何だその顔は。」
「い、いや…その〜…あ！A先輩ー！！」
Aは跡部と本を片手に話していた。
『ちょ、後ろの般若みたいな真田君何。』
「ったく、お前ら静かにできねーのかアーン？」
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「みんな結局自由な時間でもテニスやな。」
「まあ、うちら殆どテニス馬鹿やからなぁ。」
ちなみに私は今跡部君に借りたスペイン語の本を読んでいる。
氷帝の高等部でスペイン語なんて習うのは驚きでしかない。
「帝統さん、それ訳せるん？」
「訳せなかったら読んでへんやろ、謙也さん。」
「ま、まぁ、そうやな。」
「てか帝統先輩、頭良かったんすね。」
『まあ、勉強したからね。』
勉強しなかったら流石にテストでいい点数取れないからね。
跡部君の所有するこの別荘の図書室は一体どうなってるんだ。
普通の書店や図書館にない本が沢山あって、閉じこもっていたい位なんだけど。
『あ。』
「栞、此処やと飛んでまうから他のページに挟んどき。」
『ありがとう、小石川君。』
「俺の名前、覚えくれはるん…？」
『？全員覚えているよ。というか、君、四天宝寺の副部長だよね。』
「おおきに！！俺はよく影が薄いとか存在がないとか言われてたんです！」
喜べ黒子君、ここに君の同志がいたぞ。ここに影の薄さで悩んでいる同志が！
『大丈夫、小石川君。私の友人に目の前に居ても気付かれない子がいたから。』
「そ、それはほんまか！？」
『うん。私も最初は声をかけられるまで目の前にいても気付かなかった。』
「お、俺はその人に会ってみたいわ！！会って話してみたいです。」
『是非会わせてあげたい。』
本当に会わせてあげたい。
見てよ…感動のあまり目尻を押さえて耐えている。
「帝統さん、それ、幽霊とちゃいますか…？」
「何失礼な事を言うとんねん、銀！」
『大丈夫だよ、違うから。まあ、黒子君は影が薄すぎて階段話にされそうにはなったけど。』
「黒子君に会いたいいいい！！！」
「こ、こない存在感を放つ小石川は初めてや！！」
「謙也さん、これが普通ですって。」
四天宝寺のみんなが感動のあまり泣いている。
「いや俺泣いてないっすよ、帝統先輩。」
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こころ(プロフ) - 面白くて非凡人シリーズ全部見てます。更新楽しみにしてます。 (2022年9月6日 3時) (
レス) @page27 id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2021年4月24日 14時) (レス) id: 979a4f7246 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - えっ神ですか､好きです!更新応援してます!! (2021年3月17日 19時) (レス) id: a571740452 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - 面白くて何回も読み返してます！帝統ちゃんと寿三郎先輩の絡み好きです。更新頑張ってください (2021年2月6日 9時) (レス) id: 979a4f7246 (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀 - 帝統ちゃんの性格やその他もろもろ大好きです！お話しの内容も面白くて最高です！大変でしょうが、更新頑張ってください！！ (2021年1月15日 3時) (レス) id: 23f2dced37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2020年5月12日 17時
