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記録その卅 ページ31

「A、もうそろそろいいと思うが?」

『柱合会議が終わりそうだけども。…行くか。』



Aと童磨は立ち上がり、少し急ぎ足で歩き始める。



「お館サマはあの鬼を連れた少年をAに見せたくて此処に呼んだのかなあ。」

『まだ何とも言えねえけど、多分そうだと思う。』

「あの鬼の子どもは戻せそうかい?」

『あれは_______』





____________








_________________


A達が産屋敷の館に入ると、複数の視線を感じた。
久々に感じる視線に心の中で溜息を吐く。



「A、待たせてしまってごめんね。」

『いや、大丈夫だ。』



空気が少しぴりぴりとしたのは、恐らく産屋敷に向けての言葉だろう。
Aを知っている者はAを見て顔を和らげる。




「既に知っている子もいると思うけど、彼は私の友人のA、そして童磨だよ。皆、仲良くしてあげてね。」

『仲良くってお前……』




そんな年齢じゃねえだろ…、Aは知らぬ顔を一通り見て思った。
かなり警戒されているではないか。





「A、お館様に呼ばれたのか…」

『うん。…また泣いてるのか行冥。』

「あぁ、何とも不思議な光景だ…南無阿弥陀仏…」

『駄目だこりゃ。しのぶと義勇も元気にしてたか。』

「Aも、元気で良かった。」

「はい、元気ですよ。冨岡さんとお知り合いだったんですね。」

『よくご飯食べに来るよ、こいつ。』





Aが頭に手をのせて撫でると、頬を緩める冨岡に周りは驚く者もいた。






「お館様の友人だとォ?見るからに鬼殺隊の人間じゃねェじゃねェか。」

「不死川の言う通り、何者だ貴様は。どういった経緯でお館様と知り合った。何が狙いだ?」




顔に傷だらけな男と蛇を連れた男がAをじろりと見た。
それは産屋敷を心から信頼している為、鬼殺隊とは無関係のAをかなり警戒していた。






『今から言う話は全て本当のことだ。信じるか信じねえかはお前らが決めな。』

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メリエリ(プロフ) - 凄く面白くてお気に入りです!続きはつくらないのですか? (2021年7月13日 19時) (レス) id: 3b02c3cd6d (このIDを非表示/違反報告)
ry_ily(プロフ) - こんばんは!もう更新はされないのですか??とてもいい作品でもっともっと読みたいです!!更新待ってます! (2020年5月15日 0時) (レス) id: c05f4833c8 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - 伊之助推しさん» ありがとうございます!神作品だなんて本当に嬉しいです!!これからも更新していくのでよろしくお願いします!! (2020年2月24日 23時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
伊之助推し - 神作品すぎる、本当にこれ好きなので続木楽しみにしています。 (2020年2月14日 23時) (レス) id: 5a7580d6d4 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - Ecarlateさん» コメントありがとうございます!記録その廿伍に少しだけ書いてあるのですが夢主をおびき寄せるために無惨から呪いを解かれていたという設定です、すみません文章が不足していました汗 (2020年2月2日 17時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RUGI | 作成日時:2019年12月27日 21時

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