記録その廿伍 ページ26
「A、おかわり欲しい。」
「Aさん、私も欲しいです。」
『じゃあ茶碗くれ。』
Aは童磨としのぶの茶碗にご飯をついで渡す。
「Aさんはお料理が上手なのね。」
『まあ、練習したから。』
____テメェー!!料理舐めんじゃねェーぞ!!
『あー、アイツやばかった。』
「ふふ、」
___________
因みにAが思い出している人物は、HUNTER×HUNTERに登場する
メンチという人物です。
美食ハンターで味にとても厳しい、
キレると誰も止められないです。
___________________
「ところでさあ、Aは何も聞かないの?」
『何を。』
「言ってたじゃないか。俺があの方の情報を持っているかって。」
『聞かねえよ。だってお前、知らねえだろ。』
「おや、知っていたんだ。」
Aが思い出したのは嘗て倒した無数の手をした下弦の参。
無惨のことを言っても何も殺されなかった。
『俺を誘き寄せる為か。』
「そうそう。あの方はAのことを相当気に入ってるから俺たち上弦に生け捕りするようにって命令していたよ。」
『…俺は無惨に何もしていないが。』
「不思議な力とその強さが気に入ったんだと思うなあ。」
俺なんて直ぐに殺られてしまったけど、そう呟いてむすりとする童磨にAは苦笑をする。
もち米の上にこし餡で包み、皿の上に手際よくのせていく。
「A。あの方は本気でお前のことを見つけ出すよ。」
『そうか。』
「直ぐにそうやって…」
言葉を話すのをぴたりと止め、童磨は目を輝かせてAを見た。
「わあ、色んな種類があって美味しそう。お腹空いてきちゃったよ!!」
『おま、…数時間前に昼飯おかわりしてまで食べたよな?』
「ふふ、別腹だぜ。」
『鬼の時と胃袋変わってねえだろ絶対。お湯が湧いてるから湯呑みと茶葉持ってきて。』
「御意!!」
勢いよく出て行く童磨にAはあの無邪気さは素なのかと溜息混じり大きな子どもと呟いた。
--------------
おまけ
「Aこれ美味しいね!!つんだだっけ?つんだ餅!!」
『いやずんだ餅だよ。いやお前つんだって…』
お前、意味変わるからそれ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1241人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メリエリ(プロフ) - 凄く面白くてお気に入りです！続きはつくらないのですか？ (2021年7月13日 19時) (
レス) id: 3b02c3cd6d (このIDを非表示/違反報告)
ry_ily(プロフ) - こんばんは！もう更新はされないのですか？？とてもいい作品でもっともっと読みたいです！！更新待ってます！ (2020年5月15日 0時) (レス) id: c05f4833c8 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - 伊之助推しさん» ありがとうございます！神作品だなんて本当に嬉しいです！！これからも更新していくのでよろしくお願いします！！ (2020年2月24日 23時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
伊之助推し - 神作品すぎる、本当にこれ好きなので続木楽しみにしています。 (2020年2月14日 23時) (レス) id: 5a7580d6d4 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - Ecarlateさん» コメントありがとうございます！記録その廿伍に少しだけ書いてあるのですが夢主をおびき寄せるために無惨から呪いを解かれていたという設定です、すみません文章が不足していました汗 (2020年2月2日 17時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：RUGI
| 作成日時：2019年12月27日 21時
