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部活も無事に終わり、Aはいつもの様に帰宅する為に街中を歩く。
和気藹々と話す者、仕事漬けで顔色が悪い者、通り過ぎ去る人々を見て空を見上げた。
『平和だネ。』
ぽつりと呟き、それからは普通に家に着いたのだが家の前に人影が見える。
「やあ。」
『珍しい客だね。何でいるの、雲雀恭弥。』
「沢田綱吉から聞いたからね。」
『成程。まあ、此処で話すのもあれだから、入る？』
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『それで、何の用かな。』
「どうしてそう思うんだい。」
『君が用無しで来るわけないから。』
「ワォ、流石だね。群れるのは嫌いだし噛み殺したくなるよ。」
『今私一人なんだけど。』
そんなAの呟きも虚しく、向かい合って座る雲雀は資料を取り出して机の前にそれらを置いた。
『随分と気前がいいね。』
「こうでもしないと沢田が五月蝿いから。」
『本当に丸くなったね、雲雀。』
「何？咬み殺すよ。」
『ふ、
再び資料の束に目を落とす。
見れば見る程、どれだけ悪事を働けば気が済むのだと言う程にびっしりと埋まっていた。
ボスを始めその幹部、周囲の関わりを持つ人間、その中には勿論だが今回の標的である鈴白姫華とその父も含まれているのだが。
『中小マフィアの癖によくやるよ。この鈴白財閥もバックがあるから好き放題だネ。』
「だったら早く始末してくれない。」
『一つの高校を人質にしてるから面倒。それに、
「へえ…君にとって邪魔な存在になるね。」
『無駄な殺しはしたくない。』
その前に、未だに鈴白は本性を見せていない。それは、Aよりもまだ自分の方が優位な位置にいると思っているからだ。
普段の部活でも鈴白の私有物であるテニス部レギュラーと密に関わりを持っていないからだろう。鈴白本人は知らないが、Aは跡部と樺地とは既に接触している。
『今の所ファミリーの動きもない。もう少し内部に入り込む様にする。』
「それって
『うん。逆鱗に触れたりしないと奥の手は出さないデショ。そういったイベントでも起きないかな。』
「ゲームのやり過ぎじゃない？僕はもうそろそろ帰る。」
『ん。』
ひらりと手を振りそれをちらりと見た雲雀は背を向けてそのまま出て行った。
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雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年9月15日 2時) (
レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - 五条彩香さん» お久しぶりです。ありがとうございます！仕事が忙しく更新がとても遅くなってしまいますが地道に書いていきますのでよろしくお願いします。 (2021年9月4日 15時) (レス) id: 1fcdf44583 (このIDを非表示/違反報告)
五条彩香(プロフ) - お久しぶりです！作品見てます！この作品以外に越前兄の夢主の作品や非凡人夢主シリーズの更新も待ってます\(//∇//)\ (2021年8月9日 20時) (レス) id: 387b7f4b11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2021年5月13日 0時
