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「帝統さんはどこから来たの？」
『イタリアだよ。』
「イタリアー！？」
「いいなあ、イタリアって街も綺麗で食べ物も美味しいよね。」
『うん。ナポリを見て死ねって言う言葉があるんだけどまさにその通りかな。みんなも是非、イタリアへ。』
「いつか行きたいな、イタリア。そしたら帝統さん案内してね。」
『うん。』
Aの隔たりのない接し方のお陰か、今日転入してきたにも関わらずクラス内で既に馴染んでいた。
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まさか鳳君がテニス部に所属していたとはね。
それもレギュラーとなると彼女と接触しているわけか。
彼は表情や雰囲気にも現れている通り、柔らかで人当たりのいい性格。
女子に対してさり気なく紳士的な行動も無意識だろうね。
ひとまず置いておいて、これは初日で接触可能のはず。
早い段階で様子見できるとは思わなかった。
「あ、いたいた！長太郎〜！！」
「！…鈴白先輩、」
「まだ来ないから迎えに来ちゃった。早く行こうよ、景吾達も待ってるよっ！」
「あ、はい…」
すると、ふと彼女と目が合う。
鳳君の腕に自分の腕を絡め、上から下へと舐め回すように見られる。あまりいい気持ちではない。
「あれ、見ない顔。」
『はい、今日から転入してきた帝統Aです。よろしくお願いします。』
「ふうん。鈴白姫華よ、よろしくね帝統さん。」
『よろしくお願いします、先輩。』
「姫華でいいよ〜、姫華もAちゃんって呼ぶね！」
『分かりました、では姫華先輩で。』
これで接触完了。
後は向こうがどう出るかだね。
一見周りから見れば笑っている様に見えるけど目が全く笑ってないない。
『……さて、どうしたものか。』
「あ、時間が無くなる！長太郎行こうっ。じゃね、Aちゃん？」
『はい。』
教室に入ると、何だか先程とは少し微妙な雰囲気を放っていた。
一人の子に詳しく聞くと案の定、手紙の内容と同じことを言われて心配をされる。
「帝統さん、鈴白さんとは違うから。」
「気を付けてね…！」
『ありがとう。』
此処にはいい子達ばかり。
だけど、私は君達が思っている様ないい人ではない、寧ろ穢れているのだから。
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雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年9月15日 2時) (
レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - 五条彩香さん» お久しぶりです。ありがとうございます！仕事が忙しく更新がとても遅くなってしまいますが地道に書いていきますのでよろしくお願いします。 (2021年9月4日 15時) (レス) id: 1fcdf44583 (このIDを非表示/違反報告)
五条彩香(プロフ) - お久しぶりです！作品見てます！この作品以外に越前兄の夢主の作品や非凡人夢主シリーズの更新も待ってます\(//∇//)\ (2021年8月9日 20時) (レス) id: 387b7f4b11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2021年5月13日 0時
